高嶺のなでしこ、9人それぞれの魅力的な個性を表現 東京国際フォーラムでツアー完走

クリエイターユニット・HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこが6日、東京国際フォーラム ホールAで2月からスタートしたツアー「高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 flowers -」のファイナル公演を開催した。

「高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 flowers -」のファイナル公演を開催した高嶺のなでしこ【写真:林晋介】
「高嶺のなでしこ Live Tour – Bouquet of 9 flowers -」のファイナル公演を開催した高嶺のなでしこ【写真:林晋介】

「Bouquet of 9 Flowers」というツアータイトル通りの演出の数々

 クリエイターユニット・HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこが6日、東京国際フォーラム ホールAで2月からスタートしたツアー「高嶺のなでしこ Live Tour – Bouquet of 9 flowers -」のファイナル公演を開催した。

 会場の照明が落とされ、『Overture』が流れる中、メンバーがそれぞれをイメージした花を抱えてステージに登場すると大歓声が沸き立つ。そしてその花がブーケとなっていくさまを表現するかのように、ライブは『花は誓いを忘れない』でスタートした。

 続けざまに、高嶺のなでしことファンのつながりを感じさせる『アイドル衣装』、デートを楽しむ女の子のドタバタストーリーが表現された『メランコリックハニー』、そして人生をポジティブに祝福するような『ライフクエスト』、さらには恋のときめきをストレートにつづる『初恋のこたえ。』と、たかねこが表現する、さまざまな歌の魅力が会場中に熱気を生んでいった。

 松本ももなが「ここまで一緒に走ってきた大切なメンバーと、大好きなファンの方たちのおかげで今この景色が見られています」と感謝。東山恵里沙が「高嶺のなでしこが、HoneyWorksさんに初めていただいた曲です」と紹介し、『女の子は強い』を披露した。

個性あふれるパフォーマンスを披露した【写真:林晋介】
個性あふれるパフォーマンスを披露した【写真:林晋介】

9人それぞれの個性をパフォーマンスで表現

 そして今回のツアーは、「Bouquet of 9 Flowers」というツアータイトルが示すとおり、本編中盤でメンバーそれぞれの魅力にしっかりフォーカスするセトリで構成されていた。9人それぞれが一人一人違った色で、違った個性を持つ花であり、そのさまざまな花が集まって「高嶺のなでしこ」という唯一無二のブーケができあがる。その本質が明確に浮き彫りになる中盤となった。

 まずは、東山にスポットが当たる。「みなさん、たかねこちゃんのこと好きですか? 私たちもみんなのこと大好きだよ。初めて出会ったときのことを忘れずに大切に歌います」と、『僕は君になれない』を歌い始める。東山の凜とした声が牽引するように、メンバーそれぞれのソロもエモーショナルに響いていく。ブレイクでは東山が思いを込めて「あなたの背中を押せるように」と静かに伝えた。

 続いて星谷美来がセンターに。「みんな私たちに会いたかったよね」という問いに大歓声が起こる。そして始まったのが『病名恋ワズライ』。間奏では星谷がメンバーひとりひとりの横に移動しながら、ともにポーズを決めてまわるコミュニケーションを見せた。

 さらに、メンバーが一旦舞台を去る中で、1人ステージに葉月紗蘭の姿が。葉月はステージセンターで、スタンドマイクを前に朗読を始めた。変わらない毎日を過ごしていた自分。誰かに合わせるだけの日常。閉ざしていた感情。けれど「言葉にできない気持ちが、静かだった私の世界を変えようとしている」と、秘めたる思いを口にしていった。その後、再び9人がそろい『乙女どもよ。』へとつなげた。

 曲終わりに「さあ次のページへ」と葉月が告げ、手にしていた本を閉じると、次にセンターに立ったのは日向端ひな。日向端はそこで一人芝居を演じてみせた。そこからの『男の子の目的は何?』は、青春時代のドギマギをとてもフレッシュに表現した。

 続いては松本のターン。白いチェアを使ってのソロダンス。しなやかな動きが観客の視線をぐっと引き寄せる。全員がステージに戻り、『初恋のひと。』が始まると、歌つなぎに合わせて会場からのメンバーコールも最高潮。その声にあおられるように、さらに胸キュンなパフォーマンスで魅せる。

 そして楽曲は『推しの魔法』へ。この曲でのメインは城月菜央。「これからみんなの元に行っちゃうよ!」と、ステージを下り客席フロアを縦横無尽に駆け回るサプライズ。会場中を巻き込んでオーディエンスとのコール&レスポンスは圧巻だった。

 続いて涼海すうがセンターに立っての『ヒロインは平均以下。』。女の子のラブコメみあふれるどこか自虐的な歌が、涼海の飾らないキャラクターと相まって、会場に響いた。

そして、ヘヴィなサウンドが響いて、籾山ひめりがキレのよいダンスを披露する。その力強い動きにどよめくような声があがる。楽曲は『決戦スピリット』。客席の特大のコールにも籾山は「まだ足りないよ、ついてこい!」とさらに煽動し、盛り上げた。

 籾山からバトンを受け取るのは橋本桃呼。「アイドルって何を見せる仕事? 悔し涙は偶像には必要ない?」と自問を投げかける。「この世界は嘘でできている。それでも私はここにいる」と告げる、そのモノローグをコンテンポラリーダンスで表現するメンバーたち。その流れで『この世界は嘘でできている』を披露した。

大盛況のまま幕を閉じた【写真:林晋介】
大盛況のまま幕を閉じた【写真:林晋介】

「エースコックはるさめ」とのコラボもサプライズ発表

 そしてライブ後半、「撮影可能タイム」として2曲。「国内初披露の楽曲」と紹介して、『私は、わたしの事が好き。』を弾けるような歌声で届けたあとは、「(メンバー全員が)みなさんの近くに行っちゃいます!」と、客席に9人が散らばりながらの『可愛くてごめん』。ファンとゼロ距離で歌を届ける究極のサプライズとなった。

 そしてまたステージに戻ると、終盤のラストスパート。『世界は恋に落ちている』、『誇り高きアイドル』でのパフォーマンスには、このツアーを経て、メンバー9人それぞれに新たな自信が芽生えたことを感じさせた。そして、『恋を知った世界』では、強さだけではない、繊細な感情を歌に込める表現力にも進化を届けた。

 ラストは「9人のメンバーと、皆さまで作ってきたこの花束、最後に聴いてください」と東山が告げて『I’M YOUR IDOL』を力強く響かせた。

 アンコールの「たかねこコール」が響くなか、スクリーンに「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」の映像が流れ、そのままタイアップ曲『生きてりゃいい』を初披露した。同曲は、5月13日から配信リリースされることも告知され、さらに会場は沸く。うれしい告知はまだ続く。7月12日に全19組が出演する「たかねこフェスvol.6 ~サマーセッション~」がEX THEATER ROPPONGIで、そして8月6日には「高嶺のなでしこ 4周年 Special Live」がKT Zepp Yokohamaで開催。また、翌8月7日には「4th ファンミーティング」がヒューリックホール東京で行われることも発表された。

 その祝祭ムードあふれるエンディングの中、さらなるアンコール曲として『ファンサ』、そして最後はやはり高嶺のなでしこといえばの楽曲『美しく生きろ』でステージを締めくくった。

○「高嶺のなでしこ Live Tour – Bouquet of 9 flowers -」セットリスト
1.花は誓いを忘れない
2.アイドル衣装
3.メランコリックハニー
4.ライフクエスト
5.初恋のこたえ。
6.女の子は強い
7.僕は君になれない
8.病名恋ワズライ
9.乙女どもよ。
10.男の子の目的は何?
11.初恋のひと。
12.推しの魔法
13.ヒロインは平均以下。
14.決戦スピリット
15.この世界は嘘でできている
16.私は、わたしの事が好き。
17.可愛くてごめん
18.世界は恋に落ちている
19.誇り高きアイドル
20.恋を知った世界
21.I’M YOUR IDOL
-アンコール-
22.生きてりゃいい
23.ファンサ
24.美しく生きろ

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