櫻坂46卒業から2年…“yousti”小林由依が意識するセルフブランディング「考えながら慎重に」
元櫻坂46の小林由依(26)が3月25日に1stシングル『Game of Life』をリリースした。yousti(ユースティー)名義として始動してからまもなく1年を迎えるが、どのような思いで活動を続けているのだろうか。モデル、アーティスト、さらには俳優と活動の幅を広げる彼女の思いを聞いた。

ソロでの再始動で変化した思い「責任感がより強く」
元櫻坂46の小林由依(26)が3月25日に1stシングル『Game of Life』をリリースした。yousti(ユースティー)名義として始動してからまもなく1年を迎えるが、どのような思いで活動を続けているのだろうか。モデル、アーティスト、さらには俳優と活動の幅を広げる彼女の思いを聞いた。(取材・文=中村彰洋)
――今作の表題曲『Game of Life』はどういった思いで作られたのでしょうか。
「すごいポップな楽曲なので、『Game』というテーマがハマるかなと思っていました。誰しもが通ったことのあるような分かりやすいワードを入れながら、人生をゲームで表そうと作っていきました。ミュージックビデオ(MV)もポップで、聞きながら思わず口ずさんでしまうような楽曲になったと思っています」
――まさにゲームの世界を描いたようなMVでしたね。
「ゲームっぽい世界観にしたいと監督さんともお話させていただき、いろんな最新技術などを組み合わせながら表現しました。ダンスもサビは分かりやすい振り付けにしたいと思っていたので、キャッチーでみんなも踊れるような感じに作れたと思います」
――1stミニアルバム『yousti』のリリース時には、作詞が苦手ともおっしゃられていましたが、今回はいかがでしたか。
「扱いたい題材やフレーズがたくさんあるのですが、それを1曲にするという作業はまだまだ難しいです。『慣れないなー』って感じでやっています(笑)」
――日々使いたいワードなどをメモされたりしているのでしょうか。
「『Game of Life』は『作るぞ!』という思いで歌詞と向き合いました。カップリングの2曲は普段から『こういうのいいかも』と思った言葉をメモしていたので、それを参考にしつつ調整していきました」
――歌詞を作る上で、着想を得るものは実体験が多いのでしょうか。
「曲によってですね。『Game of Life』は完全にゲームの世界だったので、自分がマリオになったつもりでした」
――これはマリオが主人公のイメージだったんですね(笑)。
「マリオが一番当てはまるかなーって(笑)。『デッキ』といったワードもあるので、いろんなゲームが混ざってはいます。でも1番は、マリオになってステージを進んでいくことを、1つの人生と重ねながら作っていきました」
――今作に収録された3曲は、それぞれ楽曲のテイストが異なっていますが、意識されたのでしょうか。
「そうですね。3曲あるので、全て違う色が出せたらなとは思っていました」

マイペースに続けるソロ活動「自分のやりたいことができれば」
――1stミニアルバム『yousti』のリリースイベントなどでは、かなりファンの方と近い距離の会場でパフォーマンスしたかと思いますが、いかがでしたか。
「距離が近いからこその反応を体感することができました。表情もすごく見えますし、私のことも近くで見ていただけます。細かいところまで見えるだろうし、新鮮な経験で楽しかったです。久々のパフォーマンスでしたし、『1人でやらなきゃ!』というステージも初めてだったので、ずっと探り探りだったと思います(笑)」
――イベントなどでの反応を見て、今作に活かした部分もあるのでしょうか。
「そこまで大きなものはないですが、『Game of Life』に関しては、もっとファンの方も乗れるような楽曲にしたいなと思って作りました」
――『Game of Life』は激しいダンスも特徴ですが、ダンスボーカル楽曲を作ることを意識されているのでしょうか。
「そうですね。今、ダンスボーカルでやられているソロアーティストさんが少ないと思うので、そういった部分を出していきたいなと考えました。『私が弾き語りをやったところで……』といった思いもありました(笑)。私はこれまでも、ソロで歌って踊るアーティストさんを見ることが多かったので、『私もやりたいな』と思っていたのですが、実際にやってみたら、周囲から『え、踊るんだ!』ってすごい言われるんです。『私ってそういう風に見られてるんだ!』って驚きました(笑)」
――youstiとして活動を始めてから約1年が経過しましたが、振り返ってみていかがですか。
「作詞が1番力を入れている部分ですが、自分の作詞みたいなものが定まってきたとは思っています。それが自ずと“youstiの現実逃避”といったイメージとつながる部分がすごくあって、根本にはこの軸があるということを今作で再確認できました」
――ソロ活動をする中で、どの瞬間に楽しさややりがいを感じるようになりましたか。
「アイドル時代とは活動も大きく変わりました。今は楽曲を作っている時への思いが強いです。『やってるなー』と実感できるのは制作段階です。もちろん大変ですが、自分で考えながらやっていることなので、責任感や失敗したくない気持ちもより強くなっています」
――グループ卒業後は自分のペースで活動をされている印象があります。5月には映画『For My Grief』で久々の演技仕事にも挑戦されますが、なぜこのタイミングだったのでしょうか。
「自分のブランディングを考えながら慎重に決めているつもりです。グループを卒業して、ソロ活動で復帰するタイミングでは、モデルもアーティストも演技も全部やるつもりでした。youstiが始動して、ミニアルバムを1つリリースできたので、次はお芝居もやっていこうと動き始めた形です」
――ソロ活動をスタートされたタイミングで、お芝居も選択肢の1つにあったのですね。
「自分の見え方として、アーティストとしてスタートしたほうがインパクトあるかなとは考えましたね」
――とても自分のブランディングの計算をしながら、俯瞰で見られていることが伝わってきます。
「そうですね。昔からその部分は意識しているかもしれないです」
――youstiや役者、モデルなど顔の使い分けを意識されているのでしょうか。
「そうですね。でもアーティスト活動の時は、単に小林由依としてやろうとすると、何にも浮かんでこなかったんです(笑)。何か新しく作った方がいいなと思い、youstiとして動き始めました」
――今後の活動の目標などはございますか。
「youstiとしては、ワンマンライブをいつかやりたいとは思っていますが、あまり先のことは考えていません。永遠に続けられるものではないと思っているので、自分のやりたいことができればいいかなと思っています」
□小林由依(こばやし・ゆい)1999年10月23日、埼玉県出身。2015年8月、欅坂46の一期生オーディションに合格。20年10月に櫻坂46に改名後もグループをけん引。24年2月1日にグループを卒業。25年8月27日ににyousti名義でソロデビューした。「andGIRL」のレギュラーモデルとして活動中。26年5月29日公開の映画『For My Grief』で久々の俳優活動にも挑戦する。
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