【人気TikToker直撃第5弾】「高校を辞める…」17歳の決断 歩み出した音楽の道

近い目標は路上ライブと語ったまつり【写真:石丸敦章】
近い目標は路上ライブと語ったまつり【写真:石丸敦章】

「今のいちばん近い目標は路上ライブ」

 まさに人生が変わった瞬間。流行に伴い、TikTokがブレークのきっかけとなるアーティストやバンドが増えているが、彼女もその1りだろう。

誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現

「TikTokは幅広い年代の方に知ってもらえるチャンスがあるところが魅力だと思います。身近な人たちが普通に使っているので、自分の動画も抵抗もなく上げられますし。自分を知ってもらうのに今いちばんいいアプリだと思います。もともと私、自分に自信がなかったんですけど、コメント欄で“かわいい”とか言ってもらえたりすると“もっとメークも頑張ろう”って思ったり、逆にダイエットにはアンチコメントもモチベーションにもなりますしね。“クソ?!”とか思いながら(笑)。あと、やっぱり音楽のことで久しぶりに会った友達に“すごいね”って言ってもらえるのがうれしいです。あんまり話さなかった友達とかも話しかけてくれたりするので」

 TikTokでバズって以降も精力的に活動を続け、YouTubeチャンネルで公開したオリジナル曲「だーりん。」が数か月足らずで100万回再生を達成したことは前述の通り。その後、音楽レーベルStar Music Entertainment Inc.の目に留まり、ついにまつりはデビューを果たした。現在、「だーりん。」を含めた3タイトルが配信リリースされており、多くのリスナーの共感を呼んでいる。自分を信じてまっすぐに音楽の道を進むことを選んだ結果、最短距離で今の場所までたどり着いたというわけだ。もちろん、ここがゴールではなく、むしろこれからがまつりの本当の音楽人生のスタートになるだろう。

「もっとたくさんいい曲を作って、もっといろんな人に聞いてもらえるようになりたいです。私はゆっくりなテンポの曲が好きなので、そういう曲が多いんですけど、だからといって周りから見た私の印象を1でまとめたくないって気持ちもあるんですよ。なので最新曲の「また明日。」は初めてバンドアレンジに挑戦していたり……。自分の幅が広がれば、それだけ幅広い人たちに興味を持ってもらえると思うので。今のいちばん近い目標は路上ライブですね。ライブハウスに来づらい人もいるじゃないですか。私も最初は怖かったですし、そういう人には路上から知ってもらえたらって。私自身、路上はやったことがないので挑戦してみたいんです。そして次の目標はワンマンライブ、もちろんもっと大きな夢もあります。とにかく自分そのままを伝えるというスタイルは変えずに進んでいきたいです」

次のページへ (4/4) 【動画】等身大の感性で支持集める17歳のまつり…実際の投稿
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください