フジテレビ、10月期ドラマで海外共同制作 プロデューサー自負「スケール感には自信」

フジテレビの渋谷謙太郎コンテンツ事業局長、田中晋太郎グローバルビジネス部長、プロデューサーの加藤裕将氏が21日、都内で行われた「FUJI FUTURE UPDATE 海外共同製作プロジェクト発表会&10月期連続ドラマ制作発表会」に、若松央樹第1スタジオ局長、橋詰知明ディストリビューションセンター室長、FOD事業部の村上正成氏と共に登壇。グローバル展開に向けた新たな取り組みと、10月期ドラマの展望を語った。

発表会に登壇したフジテレビ・プロデューサーの加藤裕将氏【写真:ENCOUNT編集部】
発表会に登壇したフジテレビ・プロデューサーの加藤裕将氏【写真:ENCOUNT編集部】

アジア7都市舞台『KiDnap GAME』放送へ

 フジテレビの渋谷謙太郎コンテンツ事業局長、田中晋太郎グローバルビジネス部長、プロデューサーの加藤裕将氏が21日、都内で行われた「FUJI FUTURE UPDATE 海外共同製作プロジェクト発表会&10月期連続ドラマ制作発表会」に、若松央樹第1スタジオ局長、橋詰知明ディストリビューションセンター室長、FOD事業部の村上正成氏と共に登壇。グローバル展開に向けた新たな取り組みと、10月期ドラマの展望を語った。

 同発表会は、フジテレビが推進する「FUJI FUTURE UPDATE」第5弾として実施。海外共同製作を軸としたグローバルプロジェクトの概要に加え、その注目コンテンツの一つとして10月期ドラマの制作が発表された。

 冒頭、渋谷局長は「我々は昨年7月から清水賢治社長のもと、コンテンツ起点の会社に生まれ変わろうと、さまざまな施策に取り組んでいます。フジテレビにはドラマや映画、バラエティー、報道、ドキュメンタリーなど多彩なコンテンツがありますが、これを放送するだけでなく、その先の配信やグローバルビジネスへ広げていこうと進めています」と説明。「我々だけの力では到達できませんので、海外のパートナーの皆さんと手を取り合い、新しいビジネスを広げていきたい」と決意を語った。

 その一環として、10月期のフジテレビ連続ドラマ『KiDnap GAME』の放送が決定。東京、ソウル、台北、シンガポール、バンコク、那覇、マニラを舞台に、アジア7都市で起きた同時多発誘拐事件の被害者たちが究極のサバイバルゲームを繰り広げる。

 同ドラマの演出・プロデュースを担当する加藤氏は「この企画は3年前に立ち上げました。韓国の『イカゲーム』のようなスケール感ある作品をフジテレビでも作りたいという思いから始まりました」と明かし、「アジア7都市で同時誘拐事件が起きるという大規模な作品で、クランクイン前に全話の脚本を完成させ、現地のスターをキャスティングして半年かけて撮影しています」と説明し、5月にはクランクアップするという。

 さらに「日本では10月期の放送ですが、海外では18の国と地域での放送が決まっています。スケール感には自信を持っていますので、ぜひ期待していただけたら」とアピールした。

 発表会では、今後の海外展開や新たなコンテンツ戦略についても紹介された。国内外の視聴者を意識した作品作りや、共同製作による新たなエンターテインメント創出への取り組みが語られ、橋詰室長は「真のコンテンツカンパニーへの転換に向け、昨年11月に改革アクションプランを策定し、IP開発の強化と制作・ディストリビューションの強化を進めています」と説明した。

 その成果として「2025年度公開の映画では4作品が興行収入20億円を超えるヒットとなりました」と報告。さらに、映画『爆弾』がNetflixで2週連続国内ランキング1位を獲得したことにも触れ、「コンテンツビジネスの成果が着実に表れていると感じています」と自信をのぞかせた。

 また、バラエティー番組『新しいカギ』の海外版がデンマークで制作されることも明かし、「世界共通で通じる魅力を感じていただき、各国でローカライズしながら展開していただいています」と手応えを口にする。

 続けて、映画『ザ・マジックアワー』についても「中国で大ヒットしただけでなく、各地域で50回以上舞台化され、香港での舞台化も決定しました」と紹介。「過去の作品も大切にしながら、今後も幅広く展開していきたい」とコンテンツ強化への意欲を見せていた。

 なお、同発表会の進行は、同局の元アナウンサーである秋元優里氏が務めた。

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