【新日本プロレス】YOHが明かした“EVILムーブ”への思い「モヤモヤしているものを成仏」 SHOへのウイスキー口移し裏事情も告白

タッグでは王者になり、リーグ戦も制し、6人タッグの王者にもなった。しかし、シングルの栄冠にはギリギリ手が届かない。今のYOHにとって、シングルプレイヤーとしての実績は何よりもほしいもの。『BEST OF SUPER Jr. 33』をその一歩にしたい……YOHへのインタビュー前編では、先日のIWGPジュニアヘビー級王座挑戦に至るまでを振り返ってもらった。

ジュニアの祭典への意気込みを語ったYOH【写真:橋場了吾】
ジュニアの祭典への意気込みを語ったYOH【写真:橋場了吾】

EVILが退団し、H.O.Tが一番嫌がることは何かを考えた

 タッグでは王者になり、リーグ戦も制し、6人タッグの王者にもなった。しかし、シングルの栄冠にはギリギリ手が届かない。今のYOHにとって、シングルプレイヤーとしての実績は何よりもほしいもの。『BEST OF SUPER Jr. 33』をその一歩にしたい……YOHへのインタビュー前編では、先日のIWGPジュニアヘビー級王座挑戦に至るまでを振り返ってもらった。(取材・文=橋場了吾)


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 3.6旗揚げ記念日。YOHは試合が組まれていなかったものの、DOUKIの持つIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦したマスター・ワトの応援のために会場にいた。

「DOUKIはHOUSE OF TORTUREなので、反則や乱入・介入があるだろうと思って、会場には行っていたんですよ。予想通り、SHOと金丸(義信)が出てきたので追い払いました」

 試合後、悪の限りを尽くし防衛したDOUKIのもとにやってきたYOHは、新日本プロレスを退団したEVIL、そして高橋ヒロムを思わせるムーブを披露し、締めまで独占してみせた。

「ワトには申し訳ないと思いながら、試合をしていないのに締めたっていう(笑)。あの会場の雰囲気とシチュエーションですよね、DOUKIが反則を絡めて勝ってしまって、バッドエンドというか変な空気感になっていたので。H.O.Tはお客さんが嫌がることをしたいわけじゃないですか、なので逆にH.O.Tが一番嫌がることは何かを考えましたね。あと、EVILが退団したというのは旬な話題でもあるので、EVILのムーブで行ってみたらどうなるかなと。そうしたら、お客さんの反応が良くて、ノリノリでEVILできました。(EVILの退団で)モヤモヤしているものを、お客さんを巻き込んで綺麗に成仏させようかなみたいな感じですね」

 4.2後楽園ホールでは、そのDOUKIに挑戦。ここでもEVILを思わせるムーブのほかに、乱入してきたSHOに対しては、リップロックで金丸が持ち込んだウイスキーを口移しするという離れ業を披露。しかし最後は、DOUKIの悪のテクニックに敗北を喫した。

「シチュエーション的にもここは獲らなきゃいけないだろうなみたいなのがあったんですけど、やられてしまいましたね……。敗因のひとつとしては、ウイスキーの口移しが長かったこと。あれをSHOにやるのは2回目なんですが、そのときは勢い余って半分垂れたんですよね。で、今回は確実に仕留めようと、全部いってやるつもりで、点滴のように少しずつ入れていったんですよ。

 それであれだけの長時間になっちゃったんですけど。(SHOは試合後もぐったりしていたが)その効果があったと思うんですが、実は僕にも酔いが回っていたという。僕、お酒強くないんですよ(笑)。クレバーな状態の僕だったらクリアできた反則も、頭が回らなかったです。こっちとしては、その斜め上を行かなきゃいけないんですけど、読み合いでも負けたかなと思いますね」

 機運は高まっていた。しかしまた、IWGPジュニアヘビーのベルトには一歩届かなかった。

「届かないんですよ……2024年から結構ギアを上げて狙っているんですけどね。肩の脱臼の復帰後、常に狙い続けて挑戦には辿り着いても、そこで終わってしまうのが続いていて。(去年の)SUPER Jr.も決勝まで行って、後輩(藤田晃生)に一歩上をいかれました。正直、悔しいですよね、素直に」

SHOをグロッキー状態に追い込んだウイスキー注入【写真:(C)新日本プロレス】
SHOをグロッキー状態に追い込んだウイスキー注入【写真:(C)新日本プロレス】

SHOとはお互い今の道を極めて、その先に交わるところがあるかもしれない

 5.14後楽園で開幕する『セキチュー presents BEST OF SUPER Jr. 33』は、全20選手が参加し、A・Bブロックに分かれ、6.7大田区の決勝戦を目指す。YOHは、エル・デスペラード、SHO、そして佐々木大輔(DDT)らと同じBブロックにエントリーされた。やはり気になるのは、ROPPONGI 3K時代のパートナー・SHOだろう。

「そこはやっぱり切っても切れないというか、もう宿命ですからね。高橋ヒロムとエル・デスペラードというのが1個のブランドだったじゃないですか、これまでの新日本ジュニアでは。これからはやっぱり、SHOとYOHでブランドを作っていかなきゃいけないとは思っていたので。できれば決勝戦でやり合う構図も夢見ていたんですけど、同じブロックなのでSUPER Jr.を通して一番すごい試合をしたいなとは思いますね」

 SHOはもう以前のSHOではない。

「それはもう重々承知です。今がね、本来のSHOなんですよ、僕もそうなんですけど(笑)。お互いぶっ飛んでいた奴だったので……(ROPPONGI 3K)は仮の姿ですよ(笑)」

 とはいえ、当時にジュニアタッグの栄冠を総なめにした、3Kという斬新な合体技を発明したのはROPPONGI 3Kの功績といえる。

「あれは2人で考えて完成させた技なので、プロレス界にタッグフィニッシャーとして残せたかなとは思いますね。あの技は……本当に大切にしています。なので、ワトと組んだときにはやらないんですよ。(またSHOと組むことは)うーん、もうちょっとお互い今の道を極めて、その先にもしかしたら交わるところがあるかもしれないというか、テンコジ(天山広吉&小島聡)が復活したように。でも、今はシングルしか見ていないので。今回のSUPER Jr.への意気込みは、全然違いますね。去年は本当に惜しいところで逃しているんで、今年も決勝で戦いたい相手は藤田一択で、レインメーカーをヒットさせたいですね。とはいえ、DOUKIが上がってきても葛西(純)さんが上がってきても、すごい試合をしてみせる自信はありますよ」

(19日掲載の後編に続く)

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