伊藤健太郎×寛一郎がW主演 浅原ナオトさん遺作『100日後に別れる僕と彼』がドラマ化決定

俳優の伊藤健太郎と寛一郎が5月26日スタートのMBS・TBS系連続ドラマ『100日後に別れる僕と彼』(MBS:火曜深夜0時59分、TBS:火曜深夜1時26分)でダブル主演を務めることが14日、発表された。

伊藤健太郎(左)と寛一郎が『100日後に別れる僕と彼』でダブル主演を務める【写真:(C)『100日後に別れる僕と彼』製作委員会・MBS】
伊藤健太郎(左)と寛一郎が『100日後に別れる僕と彼』でダブル主演を務める【写真:(C)『100日後に別れる僕と彼』製作委員会・MBS】

破局後の恋人を演じる同性カップルの100日間

 俳優の伊藤健太郎と寛一郎が5月26日スタートのMBS・TBS系連続ドラマ『100日後に別れる僕と彼』(MBS:火曜深夜0時59分、TBS:火曜深夜1時26分)でダブル主演を務めることが14日、発表された。

 原作は、『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』などで知られる浅原ナオトさんの同名小説。23年に急逝した浅原さんにとって最後の著作となる。本作は、自らもゲイであることを公表してきた浅原さんの葛藤を投影したともいえる物語で、その遺志を継ぐ形で実写ドラマ化される。

 物語は、同性カップルの春日佑馬と長谷川樹を中心に展開する。性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度に関するインタビューがSNSで拡散され注目を集めた2人のもとに、同棲生活を100日間撮影するドキュメンタリー企画が持ち込まれる。しかし、その時点で2人はすでに破局しており、カメラの前では恋人を演じることになる。制作会社のディレクター・茅野志穂が記録する中で、理想と現実、本音と嘘が交錯していく姿が描かれる。

 正義感が強く、同性愛者への理解を広めたいと願う春日佑馬役を伊藤が演じる。伊藤は2014年にフジテレビ系連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビューし、『今日から俺は!!』シリーズやNHK連続テレビ小説『スカーレット』などに出演してきた。佑馬の恋人で自由奔放な性格の長谷川樹役は寛一郎が務める。寛一郎は映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、ドラマや映画で活躍を続ける実力派として知られる。

 また、2人を取材するディレクター・茅野志穂役には鳴海唯が起用された。鳴海はNHK連続テレビ小説『なつぞら』でデビュー後、NHK大河ドラマ『どうする家康』やTBS系連続ドラマ『Eye Love You』などに出演し、活動の幅を広げている。

 監督は『消えた初恋』や『こっち向いてよ向井くん』を手がけた草野翔吾氏、脚本はNHKドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』などを手がけた三浦直之氏が担当する。

草野翔吾監督「今より少しだけ世界を愛することができるようなドラマ」

 出演者らのコメントは下記の通り。

○伊藤健太郎
「今回この作品に参加させていただきLGBTQについて深く考えました。固有の課題はあるものの、同性愛者も異性愛者も変わらない部分が多いんだと知りました。是非この作品を見て頂き、色々なことを感じとっていただけたら嬉しいです。撮影期間中、樹と真剣に恋愛をしました。是非お楽しみに!」

○寛一郎
「正しさや善悪で切り分けようとした瞬間に、こぼれ落ちてしまうものがある。みな、違うものを持ってるんだから噛み合ったり噛み合わなかったり。そういうものを、そのまま描いている作品だと思います。いいチームで撮影ができました。ぜひご覧ください」

○鳴海唯
「2人を密着取材するディレクター、茅野志穂を演じさせていただきます。鳴海唯です。初めて脚本を読ませていただいた時の衝撃を今でも覚えています。番組を作り上げていく過程で、出演する側、撮影を行う側、性的マイノリティであることや女性であるということ。さまざまな視点から見えてくる葛藤や気づきが丁寧に描かれていて、私自身、志穂という役を通して何度もハッとさせられる瞬間がありました。“知るということ”“1人の人間として向き合うということ”、これらの本当の意味と大切さをこの作品を通して学ぶきっかけをいただきました。見てくださる皆様にもそんな体験をお届けできればという想いがあります。どうか楽しんでいただけますように! よろしくお願いいたします」

○草野翔吾(監督)
「浅原ナオトさんの小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の映画化を、高く評価してくれたプロデューサーとご一緒するにあたり、せっかくならと今回の浅原さんの原作を提案しました。そして、その脚本を書いてもらうなら『彼女が~』のドラマ版を手掛けた三浦さんしかいないと、お声がけさせて頂きました。素晴らしいキャスト・スタッフが集まり、今より少しだけ世界を愛することができるようなドラマになった気がします」

○三浦直之(脚本)
「浅原ナオトさんの小説を読むと、いつも弱さの側に立ち続けて物語を書いているなあと感じます。そこで描かれる弱さは、強者 vs 弱者のような対立ではなくて、誰しもがこの社会を生きて行く中で抱えている弱さです。自分と社会との間でおこる摩擦によって生まれる傷。浅原さんは、その傷を絶対に見過ごさないし、ないものにしない。強さとは違う形で傷を癒そうとする登場人物たちに何度も励まされながら、脚本を執筆しました。いままさに、社会と自分の摩擦に悩んでいるすべての人たちへ届きますように」

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