瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の大谷満理奈と門脇実優菜は、歌とダンスを得意とするなど、パフォーマンス面でグループを引っ張る。課外活動ユニット「STUDIO」のメンバーでもあり、お互いの名前の頭文字を取って“M-STUDIO”のコンビ名も持つ2人のもう一つの共通点が、アニメ好きで声優を目指していること。あふれんばかりのアニメ愛と、夢への熱い思いを存分に語ってもらった。

――大谷さんと門脇さんは、STU48内屈指のアニメ通として知られています。好きなアニメの主人公あるいはヒロインのトップ3を教えてください。

門脇実優菜(以下、門脇)「私は基本、主役しか好きになりません(笑)。『ソードアート・オンライン』の主人公キリト、『七つの大罪』の主人公メリオダス、あと1人は……」

大谷満理奈(以下、大谷)「分かる。あと1人が悩みどころだよね」

門脇「キリトは私をアニメに目覚めさせてくれた存在です。『ソードアート・オンライン』を見た時に私の中で革命が起きました。アニメを知って、声優さんを知って、どんどん魅了されていったというか。メリオダスはとにかくカッコいい！　あんなに小柄なのに強くて、ちょっと闇を抱えているようなところもあって、話数を重ねていくうちに引き込まれて何回か泣きました(笑)。あと1人は……マリーナ、先にお願い！」

大谷「1人目は『僕のヒーローアカデミア』の主人公・緑谷出久くん、2人目は『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽くんです。私は、最初は弱い主人公がどんどん強くなっていく“ザ・少年漫画”のストーリーが好きで、出久くんが筋トレをしていたら私も筋トレを頑張ろうと思わせてくれます。『ハイキュー!!』の日向くんは、無邪気な笑顔がかわいくて、もし自分ができないことに直面したら、日向くんを見てエネルギーを補給する大事な役目を担ってくれています(笑)」

門脇「3人目、いました！　『うたのプリンスさまっ』の一ノ瀬トキヤです。でも、実はもう1人いて、来栖翔くんと迷う……。『うたのプリンスさまっ』を見た時は、翔くん推しでした。誰よりも小さいけど、男気全開、なんでも頑張るみたいな感じで勇気をもらえるキャラクターです。ただ、私が尊敬している声優の宮野真守さんが担当しているキャラクターが一ノ瀬トキヤなんです。とても良い声で誘惑がすごくて(笑)。決められないので、両方にさせてください(苦笑)」

――「特例」ということで(笑)。大谷さんの最後の1人は？

大谷「『ハイキュー!!』の影山飛雄くんで」

門脇「日向との主人公コンビできたね」

大谷「『ハイキュー!!』があったからこそ、頑張ることができたと言っても過言ではないくらい大好き！　原作は終わってしまったんですけど、今度は自分が頑張ろうとエネルギーをもらえる作品です。アニメってキャラクター(の設定年齢)より自分が年上になってしまうと少し悲しいじゃないですか。『ハイキュー!!』は高校生から大人まで成長していくので、まだ年齢的に私が下でうれしいです」

門脇「いつかはその年齢を超えてしまう時が来るんだよね」

大谷「嫌だなぁ、怖い……」