理想の自分を求めて―STU48大谷満理奈×門脇実優菜、アニメと声優に魅了されるワケ

アニメ愛にあふれる「STU48」大谷満理奈【写真:山口比佐夫】
アニメ愛にあふれる「STU48」大谷満理奈【写真:山口比佐夫】

アニメをきっかけに声優の仕事も意識 自分の声が好きではない“壁”にも直面

――大谷さんは「ハイキュー!!」のようなスポーツを題材にしたアニメが好きな一方で、グロテスク系の作品も好きだとか。

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大谷「最近グロい系も好きになりました」

門脇「えー。無理、無理、無理(苦笑)」

大谷「アニメは明るい系・ほのぼの系、漫画はグロい系専門で(笑)。ストーリーもいいんですよ。生死を賭けた戦いが多いなかで、結局は主人公の青臭さが勝つみたいな。青春ものと少し似てる部分がある気もします」

――今はまっているグロい系の作品は?

大谷「『チェンソーマン』ですね。あとは、映画で藤原竜也さんと玉城ティナさんが出演されていた、殺し屋が集まるレストランの話を描いた『Diner(ダイナー)』。個性あふれるキャラクターがたくさん出てきて面白いので、実写も見てみたいです」

――新型コロナウイルス禍にあるなかで、これを見て「元気を出してほしい」というアニメはありますか?

門脇「王道で『日常』ですね。老若男女が楽しめるコメディで、オバカなキャラクターにふと笑顔になってしまう感じで」

大谷「私も! ファンの方の間で『日常と書いて非日常と読む』と言われてるよね。例えば、主人公のゆっこ(相生祐子)がお弁当のウインナーを食べようとしたら手を滑らせてしまって、必死に落ちないようにするんですけど、モヒカン頭のキャラクター(中之条剛)のモヒカンをウインナーが貫通するんです。絶対に日常ではあり得ないような、シュールな面白さが詰まったストーリーを見て笑ってもらえたらなと。気軽に見れるテイストもおススメです」

門脇「深入りしてしまうと、『そのウインナー大丈夫? 食べられる?』みたいに思わずツッこんじゃうよね(笑)」

声優の夢を語る「STU48」門脇実優菜【写真:山口比佐夫】
声優の夢を語る「STU48」門脇実優菜【写真:山口比佐夫】

――お2人は今年4月、「代々木アニメーション学院」に就学しました。声優を目指し始めたきっかけは?

門脇「テレビを見ていて、『この人、あのアニメのキャラクターの声と同じじゃない?』と感じるようになってから、声優という職業があることを知りました。アニメは声優さんがいないと完成しません。“命を吹き込む”という素晴らしいお仕事に憧れを持って、小学6年生の頃に目指し始めたんですけど、自分の声に自信がないから、すぐに一度諦めたんです。ただ、諦めずにいろんな声優さんの学校の資料を取り寄せて、『楽しそー』と夢を膨らませながら、アフレコの仕方とかを独学で勉強していた時期に、『私の声は世界で一つしかない』と考えて、また声優さんを目指すようになりました」

大谷「私は大好きなアニメに関われる仕事ってなんだろうと考えた時に、一番近いのは声優さんかもしれないと思って、好きな声優さんの動画とかを見てやってみたいなと。でも、自分の声が好きではないんですよね、むしろ大嫌い(苦笑)。もし、このボイスレコーダーを聞けって言われたら本気で拒みます」

門脇「自分の声が好きって人は少ないのかも」

大谷「でも、好きにならないと自信を持てないし、前にも進めないので、まずは自分の声を受け入れるというのが今の目標です」

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