【エール】志村けんさん最後の登場回「ずっとそこにいる気がする」惜別の声続々

NHK連続テレビ小説「エール」の第79回が1日に放送された。この日は、小山田耕三を演じ、今年3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けんさんの最後の出演回となった。音楽挺身隊に参加することになった音(二階堂ふみ)は、慰問先で歌を披露することに。音楽学校時代の同級生との再会もあり、自分の歌で喜んでもらえたことで手応えを感じるようになる。

志村けんさんの最後の出演回となった【写真:(C)NHK】
志村けんさんの最後の出演回となった【写真:(C)NHK】

「エール」公式SNS「この日が最後の登場となりました」と報告

 NHK連続テレビ小説「エール」の第79回が1日に放送された。この日は、小山田耕三を演じ、今年3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けんさんの最後の出演回となった。音楽挺身隊に参加することになった音(二階堂ふみ)は、慰問先で歌を披露することに。音楽学校時代の同級生との再会もあり、自分の歌で喜んでもらえたことで手応えを感じるようになる。

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 第79回の冒頭、小山田が音楽挺身隊に新たに参加した人の名簿に目を落とすと、そこには音の名前が。小山田は「古山音……」と意味深につぶやく。

「エール」で朝ドラ初出演となった志村さん。主人公・裕一の幼少期からその作曲家人生に大きな影響を与え続ける作曲家・小山田耕三を演じた。コロンブスレコードの専属作曲家として推薦された裕一は、その作曲家人生を切り拓くことになる。裕一とのシーンでは、常に裕一を圧倒し続けた。

「エール」公式SNSでは、「裕一が幼き頃から憧れ続けた、偉大な作曲家・小山田を演じた志村さん。この日が最後の登場となりました。ありがとうございました」というメッセージとともに、威厳に満ちた小山田の写真が公開された。視聴者からは「志村さんをもう観れないのが寂しい」「この作品で俳優志村けんを見ることができて幸せでした」「なんだかずっとそこにいるような気がします」と惜別のコメントが次々と寄せられている。

 NHKは以前、志村さんの収録現場でのコメントを発表。「僕の出ているシーンは、困ったことにあまり笑いがないんですよ。俺、譜面も読めないのに、役柄はみんなが憧れる作曲家で、ちょっと意地悪っぽいところもある。いつもの志村けんらしくない、こんなこともやりますよってところを見てもらえれば、うれしいね」と語っていたことも明かされていた。

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