瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、新型コロナウイルス禍の苦境を乗り越えて9月2日に5thシングル「思い出せる恋をしよう」をリリースした。来春をめどに「STU48号」が専用劇場としての役割を終えることが発表され、新たな一歩を歩み出すべく、さまざまな試みを行っている。1期生・矢野帆夏とドラフト3期生・沖侑果の対談後編では、STU48の今後の活動や売り出しコンビ“ぽの”の野望について聞いた。

――今年6月、課外活動ユニットがリニューアル＆再始動となりました。矢野さんと沖さんは、「せとまいく」に続いて「MiKER!」でも同じユニットメンバーとなりました。

沖侑果(以下、沖)「ありがたいことに(笑)。以前から『MiKER!』があったかのような一体感です。楽屋でもめちゃくちゃうるさくて、ほのたん(矢野)さんはその筆頭です」

矢野帆夏(以下、矢野)「いやいや(苦笑)。でも、一人がしゃべりだすと、みんな一気に何か言うみたいな。『瀬戸7』の要素で体育会系のノリはあるよね」

沖「セトリがもうまさに。体力が必要です」

矢野「レッスンをやっていて、『これ大丈夫？』と思ったもん。本番はアドレナリンが出て楽しいから疲れはまったく感じないけど」

沖「楽しいですね。でも、少し困っているのがレッスン中にメンバーの何人かが突然、筋トレを始めるんです。ほのたんさんがよくやるから、(信濃)宙花ちゃんとか(薮下)楓さんが触発されて、私以外はみんな鍛えています」

矢野「『MiKER!』は筋力がいるから」

沖「物を落としてからの腹筋、少し休憩している時にスマホを見ながら足をパカパカとか。いきなりすぎて困るんですよね」

矢野「思い立ったらやりたいのよ(笑)」

沖「こないだついに、『今から筋トレやります』と言われました(笑)」

矢野「沖ちゃんが言えって言うから、宣言しただけよ」

沖「公演中のあおりとかも勝手にやり始めて、それが定着してカメラに抜かれたり」

矢野「あおりをしてる私が面白いみたいだから……、期待に応えてやるしかないよね(苦笑)」

沖「みんな巻き舌が楽しみで(笑)」

矢野「巻き舌が売りのアイドルなんて嫌(苦笑)。でも、楽しんでいる様子をファンの方も喜んでくれるからうれしい」