角田信朗が振り返る激闘史 VS極真空手は「戦争」 曙は「人を超えていましたね」

【インタビュー前編】劇画「空手バカ一代」の多大なる影響を受けた元K-1ファイター・角田信朗(59)。K-1全盛時代は選手として、引退後は競技統括やレフェリー、タレント、俳優、歌手として幅広く活躍している。現在は正道会館空手総本部師範として空手を指導する傍ら、YouTubeチャンネル「角田信朗のなんやかんや」を開設しつつ、様々な仕事をこなしている。K-1の業務を離れてから早8年。そんな角田に過去の激闘を振り返ってもらった。

鍛え上げられた腕は丸太のよう【写真:ENCOUNT編集部】
鍛え上げられた腕は丸太のよう【写真:ENCOUNT編集部】

「魔裟斗君とは、今メチャ仲がいい」

【インタビュー前編】劇画「空手バカ一代」の多大なる影響を受けた元K-1ファイター・角田信朗(59)。K-1全盛時代は選手として、引退後は競技統括やレフェリー、タレント、俳優、歌手として幅広く活躍している。現在は正道会館空手総本部師範として空手を指導する傍ら、YouTubeチャンネル「角田信朗のなんやかんや」を開設しつつ、様々な仕事をこなしている。K-1の業務を離れてから早8年。そんな角田に過去の激闘を振り返ってもらった。

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――角田さん、お久しぶりです!

角田 最後に会ったのはいつでしたかね?

――あのー、谷川貞治イベントプロデューサーがK-1の運営をされていたのはいつまででしたかね?

角田 確か1993年にK-1が始まって、20年は続かなかったんだなと思ったことがあるから、2012年が最後じゃないかな。

――でしたら実に8年ぶりに角田さんと会った感じです。

角田 そんなになりますか。

――時間が経つのは早いですね。今もまだ格闘技関係の仕事はされていますか?

角田 僕は今、正道会館以外は格闘技界にはノータッチですね。相変わらず正道会館の本部で、今は若い指導者が育っていますから、お局みたいに道場に行って、ああだこうだと重箱の角をつつくと嫌われるじゃないですか(苦笑)。それで週に1回だけいまだに行ってはいる感じですね。だから今の新生K-1の選手の顔もあまり知らないし、もちろん会ったこともないし。ただ、現役時代にはほとんど口を聞かなかった魔裟斗君とは、今メチャ仲がいいですね。

――きっかけはなんだったんですか?

角田 ジムで一緒になったりとか。僕のSNSをよく観てくれているみたいで、更新がないと「更新ないですよ」って言ってくれたりとか。そういう感じです(とニコリ)。

――角田さんの運営されているYouTubeチャンネル「角田信朗のなんやかんや」では、いろんなテーマを題材に扱われていますね。

角田 YouTubeを始めたのは数か月前なんですけど、そもそもは数字を追いかけるのはヤメようって始めたんですよ。だって僕の全然知らないところで流れている、僕の私生活を映した動画が560万回再生されていたりして。

――560万回!

角田 例えば、角田信朗で検索しても出てこないけど、「筋トレ」とか「歌」って入れると僕が出てきたりして。だからどれだけアンテナを張れるかっていう。そのどれかで引っかかった時にお仕事につながればいいんじゃないかってウチのマネジャーが「数字は気にしなくていいからお仕事だと思ってやってください」って言われてスタートしたんですよ。

――角田さんと言えば、K-1の紆余曲折を全部体験されてきたと思うんです。

角田 僕はもう周りのスピードに追いつくのが大変だったですね、当時は。僕は(K-1の創設者で正道会館創始者の)石井和義館長とは、今年で42年目の付き合いになりますけど、一番長いと思います、業界の中では。

――42年!

角田 その中で、石井館長のスピードに追いつかなと思いながらやっていましたよ。

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