ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)のアユ役で一躍脚光を浴び、注目の存在となった歌手・安斉かれん。7月22日に配信リリースした新曲「僕らは強くなれる。」も絶好調の彼女の魅力を解き明かすインタビューシリーズ。最後となる5回目のテーマは安斉かれんの「『M』の思い出ソング」。改めてドラマについて振り返ってもらい、最後におまけとなる思い出曲をもう1曲用意してくれた。（取材・文＝福嶋剛）

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――今回のテーマは「『M』の思い出ソング」。安斉かれんがブレイクのきっかけとなったドラマについてお聞きします。終了して少し時間が経過しましたが、改めて振り返ってもらって、「M」はまだ昨日の出来事のようですか?

「そうですね。昨日とまではいかないけれど、1週間前にあった出来事のように今でも感じています。不安もたくさんありましたけど、やっぱり楽しかったっていう思い出が1番ですね。とてもいい経験をさせてもらいました」

――そんな「M」の思い出の曲は?

「『YOU』です」

――「M」は曲と印象的な場面がリンクしているから「YOU」も聞くだけで第3話のあのシーンがよみがえりますね。

「はい。この曲は以前から知ってましたが、どうやってこの曲ができたのかを役を通して知ったときは、『本当に素敵だな!』って感動しました。もう胸キュンでしたね」

――実際の撮影はストーリー順ではなく、各シーンをバラバラに撮影したとお聞きしました。完成した映像を見たときの感想はいかがでしたか?

「ドラマに出演することも初めてだったので、実際に出来上がった映像を見て、『うわー!　ここでこういう音楽が入るんだ!』と楽しみながら見ていました」

――画面に映っているアユ役の安斉かれんを、視聴者として見たときの感想は?

「なんかもう本当にハラハラ・ドキドキしながら見ていました。恥ずかしいというか、画面の私に『がんばれー!』って言っていました(笑)」

――やっぱりドラマを見ていた人たちってドラマの中のアユと安斉かれんをオーバーラップさせてみたり。そんな想像をきっとしていると思うんです。

「私はそんなふうに考えてもらえること自体、ありがたいなって思います。でも私がアユと全然違うタイプの曲を今後出したとしたら、大きなギャップが生まれますし、それはそれできっと楽しんでもらえるかなって思っています。とにかく見てくれてる人がいるっていうことがどれだけうれしいことか。ありがたいです」