俳優でアーティストの中島健人が12日、都内で行われた映画『知らないカノジョ』（三木孝浩監督）大ヒット御礼舞台あいさつに、共演のmilet、中村ゆりか、円井わんと共に出席。バースデーサプライズを受け、顔をほころばせる場面があった。

　司会者からの呼び込みがあったが、なぜかバタバタと焦って登場した4人。これに中島は、呼び込みが始まっていた時「miletちゃんがドレスにスチームをかけているっていう（笑）」と告白し、「ギリギリの状態だったんですけど、ギリギリ遅れましたね（笑）」と笑顔を見せた。司会者は、ステージ裏で中島とすれ違った際にいい匂いがしたそうで「体臭ですか？」と冗談を飛ばすと、中島は「ありがたいです。体臭でここまでだったらすごいですが、ぜひ香っていただければ」と呼びかけた。

　miletは、これまでに同作を4回鑑賞しているとのことで、一緒に見た友人は号泣していたという。中島は、同業の友人と鑑賞したそうだが「全然俺に顔を見せないで男泣きしていました」と暴露し、続けて「名前は控えますが『あかんっ』と言って泣いているメンツと一緒に行きました」と口調まで明かしていた。

　この日は、31歳を迎える誕生日前日ということで、バースデーサプライズも行われた。ケーキが登場すると中島は「うそ！　本当！」と驚き、「サプライズされることに慣れていないんです。すごくうれしいです。急にお花を差し出して『どう？』っていう人生なので、こういうの照れちゃいます」とはにかんだ。

　同作は中島にとって「人生の転換点にあった作品」とのことで、「俳優としてのターニングポイントとして、しっかり邁進していこうと思っていた作品なので、たくさんの方に僕たちのラブストーリーが届いていることがうれしい。30歳の中島の挑戦が、31歳になってたくさんの方に届いていることがうれしいです」と吐露。「お祝いしていただけてとても幸せです」と笑顔を見せた。

　同作は、フランス・ベルギーの恋愛ファンタジー映画『ラブ・セカンド・サイト　はじまりは初恋のおわりから』が原作。大学時代に出会い、お互い一目惚れして結婚した神林リク（中島）と前園ミナミ（milet）の物語で、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、ベストセラー作家となったリクだが、ある朝目を覚ますとミナミの姿が消えていた。その世界では、自身は文芸誌のいち編集部員となり、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自身と知り合ってもいないミナミの姿と曲があふれていた。