女優の本仮屋ユイカが主演する関西テレビ系連続ドラマ「マイラブ・マイベイカー」(現在放送、配信中)はパン屋店長・小岩美々子(本仮屋)と新人バイト・北薫(飯島寛騎)の不器用な恋愛模様を描いたムズキュンなラブストーリー。撮影は昨秋に行われ、和やかな現場だったという。本仮屋がドラマでの役作りや撮影について語った。

――最初にオファーをいただいた時のお気持ちを教えてください。

「ムズキュンっていうキャッチフレーズをお聞きしたときに、“ムズキュン？”って思ったけど、確かにムズムズするし、キュンとするわと思って、しっくりきましたね。演じている時は自分ではそんなふうに思ってなかったですけど、完成したドラマを客観的に見ると、確かにそうだなと思いました」

――どの辺がムズキュンなんですか？

「やっぱり、すれ違っちゃうからですね。飯島さんだけではなく、そのライバルとして竹財輝之助さん演じる(有名ベーカリープロデューサーの)柏木さんが入ってきて、飯島さんの元彼女として小宮有紗ちゃんが演じる彩乃が入ってきてっていう四角関係なんです。さらに、(アルバイトの)水野結衣ちゃんが北君(飯島)を好きになったりするので、みんなの思いが結構、交錯しているんです」

――撮影は昨秋。新型コロナウイルスもなかった時でした。それがようやく配信・放送を迎えます。

「きっと放送できるだろうっていう話だったんですけど、こういう取材活動できるのかなあと思っていました。少しずつですけど、またこうやって、出演のみんなで集まってお仕事できるのは本当に幸せだなって思いますね。恥ずかしい話ですけど、今まで当たり前だったことにすごく有難みを感じられるようになりました」