タレント・東野幸治が14日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』（金曜深夜1時）に出演。大阪でABCのスタッフと行った食事会を振り返り、“バラエティー番組最強MC”の話題になったと明かした。

　先日、『マルコポロリ！』『旬感LIVEとれたてっ！』と関西テレビの番組出演が続き、大阪に宿泊したという東野。フジテレビの騒動を受け、“出演者とスタッフがご飯食べに行くのは系列では控えよう”と『マルコ―』の新年会が中止されたこともあり、カンテレではなくABC関係者を誘ったという。『正義のミカタ』を以前担当し、移住特番（ABC『東野幸治は移住したい』）にもかかわっているスタッフに声を掛け、『ミカタ』のプロデューサー、ディレクターも同席。食事もおいしく、楽しかったが、午後6時開始で7時15分には終了したという。食事会にあまり行かず、行っても早めに切り上げるという東野も「さすがにこれは早すぎる」と2軒目へ。午後8時前に到着し、約1時間半いたというシガーバーで珍しく仕事の話になったとした。

「“いろんなバラエティー番組の司会で誰がうまい？”みたいな話になって。ホンマに素で考えた結果、やっぱり、『いまバラエティー番組のMCで最強No.1って、くりぃむしちゅー・上田（晋也）君、違うかな』みたいなことをボソッと言うて。お酒飲んでそういうふうに言うって本心」と上田の名前を挙げたという。「『正義のミカタ』のスタッフが『ええ？　そうですか？』みたいなこと言うから、『じゃあ、誰いてんの？』みたいなこと言うたら、その人が『どう考えても東野さんですね』って言って、焼酎ソーダ割り飲むオレ。機嫌がすこぶるいい」と笑いながら心地よい時間を振り返った。

　東野は「オレもアホやないから、『やめてえや。向こう（上田）、ゴールデンとか全国ネットで何本やってんねんな』って言うて。『ミカタ』のスタッフ、もう1人いてるから、『さすがにちょっとそれはあかんわな』みたいな話をこっちにパス出したら、『いや、でも、東野さんちゃいます』みたいな。カランコロン、カランコロン、氷（の音）が。チーンっていって”もう1杯お願いします”（って）」と再び気持ちが高揚したとした。

　宴は午後9時半解散だったとしたが、東野は「次の日起きた時に恥ずかしなってきて。どう考えてもスタッフも無理して言うてるよな。オレの上田君はホンマやねん。別にオレはオレを言ってほしいから言ったわけじゃないのよ」と発言。共演の桂三度こと渡辺あつむは「このトークテーマを東野さんが振ったんですよね。これは赤ちゃんの写真、ペットの写真を見せた時に、『かわいい』って言わなあかんヤツとまあまあ（一緒）」と指摘した。

　東野は「絶対そうよね」と同意し、「オレ、『お疲れ』って先（にタクシーに）乗って帰ってんけど、その後（スタッフは）残ってるじゃないですか。絶対、言うてるよね。『ああ言わなきゃダメだよね』みたいな。『さすがに』みたいな。『オレは（ハイヒール）リンゴ姉さんだと思ってんだけど』『オレは（トミーズ）雅さんかな』みたいな話してんねやろうな。『なんだ、あいつ。2軒目、急にしたり顔でグビグビ酒飲みやがって』『見た？　あいつの顔。オレが思ってもいないこと、東野さんですかね？って言うたときのうれしそうな顔。なんだあいつ』って言われてんのちゃうかなと思って」と心情を告白した。

　この日、15日の『正義のミカタ』の打ち合わせに2人がいたとし、「恥ずかしくて。『1軒目ありがとうございました』『2軒目ありがとうございます』『いえいえ』みたいな感じですぐ打ち合わせ行ったから、何の話もしてない」と報告。「気ぃつけなあかんわ。（自分と言わせるような話題は）絶対に言うたらあかんよね」と反省した。

　かつてフジテレビの若手番組スタッフとの宴席で同様のことがあったという。「みんなあまりしゃべれへんから、“バラエティーとかやってるし、もし総合演出やプロデューサーやったら誰と番組やりたいか順番に言って行こうよ。聞きたい。ただし、やめて、オレはなしな”みたいなこと言うたんよ」と明かし、「5人ぐらいおったんかな。誰もオレの名前出せへんねん。それが多分、どっかであったから、“そんなん言えへんやろな”と思ったけど。ABC、言いよるな」と結局、うれしそうに大笑いした。