【ズバリ!近況】「最初は誰にも言えませんでした」―美人バレーボーラーがLGBTを告白した理由

V・プレミアリーグのパイオニアレッドウィングスなどでプレーし、“美しすぎるバレーボール選手”として多くの男性ファンの心をつかんだ滝沢ななえさん(32)。ところが2017年、バラエティ番組で突如、同性愛者で「彼女がいる」と告白し世間を驚かせた。あれから3年。滝沢さんはどうしているのか。なぜ、突然、テレビで公表したのか。ENCOUNT編集部に足を運んだ滝沢さんを直撃した。

インタビューに答える滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】
インタビューに答える滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】

交際2年8か月の同性パートナーと暮らす滝沢ななえさん

 V・プレミアリーグのパイオニアレッドウィングスなどでプレーし、“美しすぎるバレーボール選手”として多くの男性ファンの心をつかんだ滝沢ななえさん(32)。ところが2017年、バラエティ番組で突如、同性愛者で「彼女がいる」と告白し世間を驚かせた。あれから3年。滝沢さんはどうしているのか。なぜ、突然、テレビで公表したのか。ENCOUNT編集部に足を運んだ滝沢さんを直撃した。

 今はテレビで公表した当時の彼女とは付き合って、2年8か月になりますね。一緒に暮らし、この先もよほどのことがない限り、ずっと一緒にいようとお互いに思っています。でも、法的にカップルと認められる同性パートナーシップ宣誓制度とかは利用していません。一緒に家を買うとか、どちらかが病気をしたら必要性を感じるかもしれませんけど、今のところ不便を感じていないので。今後、必要性が出てきたら考えるかもしれません。

彼女は元同僚で“ストレート”だった

 彼女は同い年で、前の職場の同僚です。見た目は小柄でかわいらしくて、中身は家庭的で世話焼き。外で働くことはあまり好きじゃないから今は外で働かず、料理や掃除とか家事をまかせ、私が外で仕事をしています。実は、彼女はもともと同性愛者ではなく、同性とお付き合いをするのは私が初めて。でも、女性と付き合っている感じがしないらしく、「不思議な感じ」って言っています (笑)。お付き合いをするにあたり、彼女のご両親にもごあいさつしに行きましたけど、「娘が幸せならいいんだ」と言っていただけました。

 子どもは、私は昔から望んでいないのですが、彼女は欲しいタイプ。どちらかの遺伝子を継ぐ子どももつことはできるので話し合いはずいぶんしてきましたけど、いちおう“子どもはもたない”という結論に落ち着きました。今は飼っているワンちゃんが私たちの子どものような感じ。私がパパ、彼女がママで、ママが子どもと散歩をしながら私の仕事場へ迎えに来てくれて、“3人”で歩いてウチに帰るのが日課。“3人”家族でささやかな幸せを感じています。

昨年11月に独立しパーソナルトレーニングジム開業

 仕事はパーソナルトレーナーをしています。その前はお尻のトレーニングに特化したジムに勤めてトレーナーをしていたんですけど、去年11月に独立し「PERSONS Training Salon」を起ち上げ、六本木の東京ミッドタウン近くのマンションの一室を借り、マシンを入れてマンツーマンレッスンをしています。事務や、会計ソフトを使って経理も自分でやっていますよ。

 新型コロナウイルスの影響で大手スポーツジムは運営が厳しくなるなか、私の「PERSONS Training Salon」はマンツーマンなので、影響はほとんど感じません。週1回とか月2回とか、お客様がリピーターになって来てくださって、私は月合計100~120本のトレーニング指導をしています。忙しくて、丸1日休みという日はほとんどありませんね。忙しいですけど仕事が好きだし、独立して自由がきくようになり楽になりました。新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら、元バレーボール選手とタッグを組んでバレーボールのイベントもしたいなあと思っています。

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