女優の文音が31日、自身が主演した映画「いけいけ!バカオンナ～我が道を行け～」の初日舞台あいさつに出席した。ミニ丈の白いワンピースにジャケットを羽織った姿で登場した文音は「今まで日本映画ではなかったような女性の友情物語になっています」とアピールした。

　講談社「Kiss」で連載された、鈴木由美子の人気漫画「いけいけ!バカオンナ」を実写化。主人公のアラサー女子・杉山結子役の文音は、今作が初のコメディエンヌ挑戦となり、結子の親友でありライバルのセツコ役の石田ニコルと共に体当たりの演技とコミカルな変顔を連発している。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この日の初日舞台あいさつは無観客で行われた。作品名の「バカオンナ」にちなみに、自分のバカな部分を聞かれた文音は「1つのことを一途に他人の評価を気にせずに突っ走っている女の子はみんなバカオンナだと思う。映画にも描かれていますが、一途にひとつのことを真っ直ぐにやっている子というのはみんなバカオンナだし、私もその1人」と胸を張った。ゲーム好きとしても知られる石田は「ゲームをやりすぎて10時間経っていると嬉しくなる。『わたし、バカだな』って」と話し、いつもと変わらぬゲーム愛を口にしていた。

　文音は「笑うことで免疫もアップする。悲しいニュースばかりが広がっていて心の免疫がなくなっていっちゃうなと思うことがたくさんあるんですけど、やっぱり“笑い”というのはそういうものを吹き飛ばす力がある。みんなが笑うことで免疫をつけていけたらいいなと思います」と話し、「『劇場に来て』とは言えない時代ですが、マスクをしながらみんなで笑って免疫を上げていきましょう」と締めくくった。