お笑い芸人の小籔千豊が25日、金曜レギュラーを務めるカンテレ『旬感LIVEとれたてっ!』（月～金曜午後1時50分）に出演。26日に開幕する米大リーグのワールドシリーズでヤンキースと対戦するドジャースの大谷翔平の“バット投げ”レベルの大活躍に期待した。

　番組では大谷の直前会見の模様が流され、「勝てば、もうなんでもいいっていう状況なので。変な話、打てた打てないとか、それが有意義なアウトならOKじゃないかなと思うので。逆に言えば、すべて勝ったか負けたかで決まるので」などというコメントが紹介された。

　小籔は「普通やったら、“自分打つんどうしよう”とか“ドキドキ”とか、“自分ええとこで打てたらな”みたいなちょっと思ったりするもんですけども。“勝つか負けるかだけや”と、チームのことを考えてるっていうのを一貫してずっと言うてはって、ここに来てもそれを言うってのは、やっぱり“この人ええ人やなあ”と思いますね」と“チーム優先”のぶれない姿勢を称えた。

　MCの青木源太アナウンサーから「ポストシーズン始まってから、かなり感情むき出しみたいなシーンが多かったですから。ワールドシリーズでもそういったシーンが見られそうですよね」と言われると、小籔は共演者で“バット投げ”に苦言を呈した橋下徹氏を意識して「そうですね。僕らからすると、バチーン打って、賛否もあるかも分かりませんが、バット（を）バ～ン投げて。人に当たらん程度にですけど」とコメントし、大谷の豪快なアーチと派手なアクションを期待した。

　大きな笑いが起こり、橋下氏が「あれ、投げてもいいんですかね。まあ、いいんですけど」とトーンダウンする中、小籔は「よくはないでしょうけど」としつつ「それぐらいの興奮するところも見てみたいような気もしますね」と続けた。

　橋下氏は11日の同番組で「大谷さんも今、世界のスーパーヒーローだから誰も批判しないんですけど」と前置きすると、「多くのスポーツ選手が“あのバット投げんのはあかん”って、いろんな人言うんですけど」と告白。青木アナが「そうなんですか？」と不思議がる中、「でも、番組に出て来たら誰も言わないんですよ。やっぱりみんな困るんですかね」と笑いつつ、「“道具は大切にする”って大谷さん、すごい言われてた方だから。あえて僕が言わさしてもらいますけど、バットは投げたらダメです」と指摘。“反論”が相次ぎ「もう、投げていいです」と前言撤回する場面があった。