20歳女優・中田青渚、“クセの強い女子高生”を熱演 感情のぶつかり合いシーンは「勢い」
青春の“舞台”は撮影現場「ひとつひとつを大切にしていかないといけない」
――中田さんはいま20歳です。ずばり、青春のイメージは?
「私はあまり青春をしてきたイメージがなくて(笑)。青春というと、この映画みたいにみんなで夜のショッピングモールへ繰り出すみたいな、修学旅行で夜にみんなで抜け出してどこかに行くみたいな。でも私にはなかったです(笑)」
――演技の世界で、いろいろな現場でいろいろな役を演じることを味わっていますよね。
「いま謳歌しています!撮影を行うことがすごく楽しいです」
――新型コロナウイルスの影響もある中で、これからの女優像についてどのように考えていますか。
「この機会で仕事ができなくて家にいると、考える時間も増えました。いつ何が起こるか分からないんだなと本当に実感したので、どの作品でどの役をもらっても、後悔しないように演じたいです。ひとつひとつを大切にしていかないといけない、とより強く実感しました」
――本作をどのように観てもらいたいですか。
「高校生の方でなんとなくいまの状況がつまんないとか、退屈だなと思っている方も多いと思うのですが、『そう思えることも青春だな』と、この映画を観て感じました。青春が過ぎてしまった方も、いま青春の真っただ中にいる方にも、いろいろな方に届く映画だと思っています」
□中田青渚(なかた・せいな)、2000年1月6日生まれ、兵庫県出身。14年、「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを受賞。主な出演作に、ドラマ「dele」(テレビ朝日)、「中学聖日記」(TBS)、映画「ミスミソウ」(内藤瑛亮監督)、「見えない目撃者」(森淳一監督)、来春には「街の上で」(今泉力哉監督)の公開も控える。
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