20歳女優・中田青渚、“クセの強い女子高生”を熱演 感情のぶつかり合いシーンは「勢い」
若手女優の中田青渚が、映画「君が世界のはじまり」(ふくだももこ監督、7月31日全国公開)で、アウトローでクセの強い女子高生を熱演した。本作は、一方通行の思いを抱え込む高校生たちによる“魂を焦がす”青春映画。演技力に磨きのかかる中田に、主演を務めた松本穂香との撮影エピソードや自身の将来像を聞いた。
【インタビュー】中田青渚 映画「君が世界のはじまり」で重要な役どころ、松本穂香との共演
若手女優の中田青渚が、映画「君が世界のはじまり」(ふくだももこ監督、7月31日全国公開)で、アウトローでクセの強い女子高生を熱演した。本作は、一方通行の思いを抱え込む高校生たちによる“魂を焦がす”青春映画。演技力に磨きのかかる中田に、主演を務めた松本穂香との撮影エピソードや自身の将来像を聞いた。
〈本作は、ある退屈な町で自分を持て余している高校生たちの物語。幼なじみの琴子(中田)に特別な感情を抱くえん(松本)。彼氏をころころ変える琴子は、旧講堂の片隅で泣いていた業平(小室ぺい)にひと目惚れをする。みなが孤独に押しつぶされていた夜に、高校生による父親の殺人事件が起きた――というストーリーだ〉
――琴子は、授業をしょっちゅうサボる高校2年生です。思ったことをそのまま口にするタイプ。どのようなキャラクターだととらえていますか。
「ちょっとクセが強くて、野性的ですよね(笑)。それに、赤ちゃんみたいに機嫌がころころ変わって、さっきまで笑っていたのに急に怒ったり。演技の上では感情の切り替えが難しい点でもありました」
――松本さんが演じる主人公・えんとは一緒にいる時間が多く、2人の関係性は“静と動”で対になっているようで、それでいて結び付いているようなイメージでした。
「琴子は自ら発するタイプです。琴子からボールを投げていって、それをえんが全部受け止めてくれる。そんなイメージで、うまく役割が果たせているなと思いました」
――琴子はキーパーソンです。表現方法についてはどう考えていったのでしょうか。
「リハーサルが何回かあり、その時から監督と松本さんとで話し合っていました。えんとの関係性を含めて3人で話す時間があったので、琴子を演じるうえで大きかったです」