女子格闘技の若きエースが激白! 父の教育は「相当ぶっ飛んでいました」

来る8月9日、横浜市のぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」に参戦する浅倉カンナ。対戦相手は古瀬美月に決定した。6年前、女子高生の時にデビューした浅倉にとって、古瀬は初の年下であり、実績では大きく差がある相手。それだけに浅倉にとっては勝って当然とも見られる一戦。会見では大人びたと周囲から評された純情可憐タックル女子は、コロナ禍になってからの初試合で何を見せるのか。さらには父のスパルタ教育にも言及。「お父さん、相当ぶっ飛んでいましたからね」と、原点をひも解いた。

浅倉カンナ
浅倉カンナ

「RIZIN.22」で初の年下、古瀬美月と対戦

 来る8月9日、横浜市のぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」に参戦する浅倉カンナ。対戦相手は古瀬美月に決定した。6年前、女子高生の時にデビューした浅倉にとって、古瀬は初の年下であり、実績では大きく差がある相手。それだけに浅倉にとっては勝って当然とも見られる一戦。会見では大人びたと周囲から評された純情可憐タックル女子は、コロナ禍になってからの初試合で何を見せるのか。さらには父のスパルタ教育にも言及。「お父さん、相当ぶっ飛んでいましたからね」と、原点をひも解いた。

――さあ、いよいよ「RIZIN.22」での古瀬美月戦が発表されましたね!

浅倉 こんな時期なので試合をさせてもらえるのはホントありがたいと思っていて。自分も試合を凄くしたかったですけど、その分、RIZINを観たいと思って待ってくれていたファンもたくさんいると思うので、試合ができることが嬉しいですね。

――会見では「壁になりたい」と話していましたけど、今回、初めて年下の選手と闘うことになります。

浅倉 正直、やりづらいかなーって感じですね。変なプレッシャーがあるというか勝ち方も問われると思うし。それこそ負けられないので、一番プレッシャーがかかる試合ですね。

――実はさらにプレッシャーを背負ってもらいたく、このインタビュー中に、できれば何分で、どの技で勝つかを口にしてほしいと思っています(笑)。

浅倉 なるほど(笑)。理想で言ったら、ホントは一本で盛り上がるように締めたいですけど、どうなんだろう? やっぱり相手を甘く見ていると悪循環なので、しっかりそこは準備して。そのまま1ラウンドで一本でっていう理想の勝ち方はありますね。

――ズバリ何を警戒していますか?

浅倉 (古瀬は)打撃がうまいので、その打撃が飛んできた時が一番怖い。注意するところはそこかなと思います。

――ぶっちゃけ、両者を比べたら、実績においても浅倉選手のほうが上だし、かなり格上だと思うんですよ。

浅倉 ありがとうございます。

――だから勝って当たり前っていうのは少なからずあるじゃないですか。

浅倉 それが一番プレッシャーですね。正直、相手がいい試合をしたらそれで自分の負けなので。

――いい試合をされたら負け?

浅倉 そのくらいの気持ちで行かないと。舐められたくないですし。そのためにはしっかり差を見せつけて、まだ超えさせないぞっていう思いをぶつけたいなって思います。

――そんな謙虚といえば謙虚なカンナ選手なんですけど、去年あった山本美憂戦(2019年6月2日、神戸ワールド記念ホール)の前には、凄く大胆な発言を残しています。

浅倉 覚えてないです(笑)。どんなコメントでした?

――「美憂さんからタックルを取りたい」って。

浅倉 あー、はい。レスラー同士だから。自分は元々、そういう強気な発言を言うのは苦手なんですけど、その時は何も考えずに言っちゃった感じです。 

――あのコメントは良かった。

浅倉 ありがとうございます(笑)。

――だって世界チャンピオンの実績を持っている選手に対してサラッと凄いことを言ったなと思ったので。

浅倉 確かにそうですね。

――言ってしまえば、ミルコ・クロコップ戦が決まった選手が「ハイキックを決めます」って断言したようなもんじゃないですか。

浅倉 そうですね! 言われてみれば生意気なことを言っていたなって思います(笑)。

――でも全然、生意気だと思わなかったわけですよね?

浅倉 その時は。

――では、なぜあの発言をサラッと言えたのか。

浅倉 もし美憂さんから取れたら本物だな、通用するんだなって自信がつくので、重くは感じずに言ってましたね。

――相手の得意技を挑発するようなコメントがあると、そこが焦点になったりするので、是非今後もお願いしたいなと。

浅倉 強気発言、頑張ります(笑)。

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