宇宙飛行士の野口聡一氏、中学時代は「陸上部」で「その頃から重力に逆らっていた」
宇宙飛行士の野口聡一氏、ポップスピアニストのハラミちゃん、タレントの村山輝星、が16日、都内で行われた、「こどもスマイルムーブメント スペシャルトークセッション」に出席。野口氏は中学時代、陸上部に所属していたことを明かした。
村山輝星は「かるた部」に所属
宇宙飛行士の野口聡一氏、ポップスピアニストのハラミちゃん、タレントの村山輝星、が16日、都内で行われた、「こどもスマイルムーブメント スペシャルトークセッション」に出席。野口氏は中学時代、陸上部に所属していたことを明かした。
東京都では、子どもの笑顔につながる子どもの目線に立ったさまざまなアクションを展開する取組として、「こどもスマイルムーブメント」を推進。本ムーブメントのアンバサダーに就任したハラミちゃんと野口氏は、この取組の一環として、体験型ワークショップに参加した。第1部では、東京都知事の小池百合子氏によるビデオメッセージ、ハラミちゃんと子どもたちによる演奏が披露された。第2部では、ハラミちゃん、野口氏、村山によるトークセッションが行われた。司会はフリーアナウンサーの大熊英司が務めた。
囲み取材で「楽器経験はありますか?」と問われた野口氏は、「実は宇宙でピアノを弾いたことがあります。上手さよりも仲間と宇宙で合奏したことが楽しかったです。良い思い出になりました」と振り返った。これに対し、ハラミちゃんは「憧れますね」とほほ笑んだ。
また、宇宙と地上での違いについて野口氏は「地上ではピアノが安定していますが、宇宙では自分もピアノも浮いてしまうので、弾いているうちに自分がピアノから離れてしまうんです。だから(指で)押している力で……。ピアノは打楽器なんだと思った覚えがあります」としみじみ語った。
ハラミちゃんは「宇宙でライブ憧れますね。配信とかもできると思うので、いつか私も宇宙に行って、ワンマンライブをしてみたい」と期待を込めた。
さらに、村山の年齢にちなみ「14歳の頃、何をしていましたか?」という質問に対し、ハラミちゃんは「学校から帰っても、ずっとピアノの練習をしていました。ピアノの練習時間が増えてしまうから、夏休みがあまりうれしくなくて。学校で一息ついている感じでした。うれしいような大変なような複雑な14歳でした」と回想。
野口氏は中学時代、宇宙について特に考えていなかったという。「小さな町の中学校だったので、学校や部活動が中心で、終わった後は友達と買い食いをして過ごす日々でした」と明かした。部活動は「陸上部」といい、走り高跳びをしていたことから「その頃から重力に逆らっていたということですね」と話し、笑いを誘った。
村山は「私はかるた部に所属していて、百人一首をしています。体育会系ではないので迫力はありませんが、やるうちにかるたの良さがわかってきました」とはにかんだ。
また、宇宙でやってみたいことについて、ハラミちゃんは「作曲をしてみたい」と声を弾ませた。
野口氏は「お子さんからよく『宇宙にお風呂ってあるんですか?』と聞かれるんです。『ない』と答えると、喜ぶ子もいれば悲しむ子もいます」と話し、自身も宇宙でゆっくりお風呂に入りたいと思っていたことを明かした。そのうえで「3回宇宙に行って、一度もお風呂に浸かれなかったんです。月に行って、隕石の後にお湯を入れて、浸かりながら地球を見てみたい。それは月面なら叶うので。月の上で五右衛門風呂に入りながら、地球を眺めたいですね」とユーモアたっぷりに語った。