米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は24日、本拠地レイズ戦の9回に満塁の好機で回ってきた第5打席で劇的なサヨナラ弾を放った。同日の試合では40盗塁目をマークしており、日本人初、メジャー史上最速で6人目の40本塁打40盗塁を達成した。あまりにもドラマチックな偉業達成となったが、その裏で注目を集めた人物がいる。

　漫画にしてもできすぎた幕切れだった。大谷の日米通じて初のサヨナラ弾が、「40-40」の偉業を決める満塁弾となった。初球を捉えた打球は右翼席に飛び込み、客席のファンは大興奮。大谷も右手を上げて喜びながらダイヤモンドを一周した。

　そんな中で注目を集めたのは、歓喜に沸くライトスタンドで頭を抱えたファンの姿だった。ホームランボールをキャッチしようとグラブを伸ばした男性。グラブには当たるも捕球とはならず、グラウンドにこぼれ落ちてしまった。

　大谷のドジャース移籍1号弾のボールは一部で1500万円を超える価値と言われていたが、今回の偉業達成のボールも安くはない値段がついたはずだった。まさに一獲千金のチャンスを逃した形となった。

　この姿にネット上の日米のファンからは「大谷の40-40満塁弾を落球した瞬間を想像してごらん？」「これは頭抱えますわ」「金持ちになるチャンスを逃した」「悪夢を見るだろうね」などの声があがった。