反町隆史&杉野遥亮、初共演でW主演 9年ぶりにフジ制作“火9”ドラマ枠復活
俳優の反町隆史と杉野遥亮が、10月スタートのフジテレビ系連続ドラマ『オクラ』(火曜午後9時)でダブル主演を務めることが22日、発表された。2人は初共演となる。
10月期フジ連ドラ『オクラ』で凸凹バディ演じる
俳優の反町隆史と杉野遥亮が、10月スタートのフジテレビ系連続ドラマ『オクラ』(火曜午後9時)でダブル主演を務めることが22日、発表された。2人は初共演となる。
同作は、人情味あふれる昭和刑事とクールな令和刑事が、長期に渡って未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。反町演じる昭和刑事・飛鷹千寿(ひだか・せんじゅ)と杉野演じる令和刑事・不破利己(ふわ・としき)のジェネレーションギャップバディが、わずかな手がかりを頼りに風化寸前となっていた事件の真相に迫っていくストーリー。
ダブル主演を務める反町と杉野は今作が初共演。昭和人情派に対して令和クールという真逆な役どころの凸凹バディを演じる。反町は『ワンダフルライフ』(2004年)以来、約20年ぶりのフジテレビ制作連ドラ主演。杉野は『マウンテンドクター』から2クール連続のフジテレビ系連ドラ主演で、刑事ドラマは初挑戦となる。
そして完全オリジナルストーリーとなる今作の脚本を担当するのは、『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(19年、日本テレビ系)などを手掛けた武藤将吾氏。フジテレビの連ドラ作品では『若者たち2014』(14年)以来、約10年ぶりとなる。
さらに今年10月クールより、フジテレビの“火9”ドラマ枠が復活。同枠はかつて『ナースのお仕事』シリーズ(1996年ほか)、『踊る大捜査線』(97年)、『救命病棟24時』シリーズ(99年)などのヒット作を生み出してきた。フジテレビ制作としては『ゴーストライター』(2015年)以来9年ぶりの復活となる。なお同枠でのドラマ放送は、『彼女はキレイだった』(21年、カンテレ/フジテレビ系)以来、約3年ぶり。
杉野は刑事ドラマ初出演「楽しみながら」
反町と杉野のコメントは以下の通り。
○反町隆史
――今作への意気込みを教えてください。
「まだ(クランクイン前なので)“飛鷹千寿”という自分の役名も言い慣れていない状況です(笑)。クランクインまでに台本をしっかり読み込みながら徐々に作り上げていきたいなと思っています。なんと言ってもすでに脚本がすごく面白いので、どういう風に我々が芝居をして、監督がどう演出してくれるのかなと今から楽しみでなりません。杉野さんが刑事ドラマ初ということで、刑事の先輩として一つだけアドバイスをするならば。事件に関する説明せりふが意外と難しい。芝居をするとはまた違った難しさがあるかもしれないので、現場で一緒にお互いのせりふについて調整していければいいなと思っています」
――台本を読まれていかがですか。
「まずは展開がスピーディーというのが印象的でした。毎話いろいろな事件に挑んでいくのですが、物語が進むにつれて単に未解決事件を追うだけではなく、後半に向けては違う形のストーリーになっていくので最初から最後まで楽しみにしていただきたいなと思います!」
――役どころについて教えて下さい。
「千寿と利己は世代間ギャップのあるバディという役どころにはなりますが、目標としているものが一緒だったら最終的に良いドラマが出来上がると思います。そのぶつかり合いも楽しんでいただけたらうれしいですね。僕の役は“THE昭和”な刑事なので、いかにその昭和感を出せるかが肝だと思うので、楽しみながら演じていきたいです」
――最近感じたジェネレーションギャップはありますか?
「世代によってのギャップは、音楽が一番色濃く出るのかなと思います。それぞれの世代が青春時代に聴いていた音楽の違いで、何となく世代の違いがわかる。自分の世代は尾崎豊さんが青春の一曲で、あとはやっぱりサザンオールスターズさん。特に若いころ、その瞬間に聞いていた曲が印象的ですね」
○杉野遥亮
――今作への意気込みを教えてください。
「実は刑事ドラマは初めての出演になります。“どう演じていくのだろう”と恐縮しているのと、刑事役は楽しそうだなという期待の気持ちもあったりするのですが、それ以上に脚本がすごく面白いので、自分自身もそれに乗っかって楽しみながら演じていきたいです」
――台本を読まれていかがですか。
「重厚な作品だなと思う一方で、登場人物たちの掛け合いのせりふを見ていると面白くなりそうだなという場面もあるんです。クセの強いキャラクターたちとのシーンも楽しみです。第1話から期待できるような場面がたくさんあるので、是非楽しみにしていただきたいです!」
――役どころについて教えて下さい。
「実際に演じてみないと分からない部分がまだまだありますが、利己の少しシュッとクールな表情や、オクラの部署には慣れていない部分も含めてドラマを通して伝わればいいなと思います。自分自身は一生懸命演じていくだけなので、その気持ちも役に反映していきたいです」
――最近感じたジェネレーションギャップはありますか?
「TikTokなどのSNSには疎いかも。まだ20代なのですがアナログな部分があるので、年上の方とのギャップはあまり感じていないかもしれません。スマホは持ってはいるものの、最低限の連絡と情報検索しかしないのであまり使いこなせていないんです(笑)」