DDTの人気イケメンレスラー、HARASHIMAが結婚と年齢を公表した。

　これまで本名、生年月日、出身地などプライベートを一切、非公開としてきたHARASHIMA。DDTの団体としての方針もあるが、他の選手はイベントなどで、問われれば答えることも多かった。

　HARASHIMAはマスクマンとしてデビューした経緯もあり「謎の存在」を通して来た。

　今回、結婚と生年月日・年齢(46歳)を明かした。本名などはベールに包まれたままだが、当然のごとく、ファンの間に衝撃が走った。

　イケメンとあって女性ファンも多いHARASHIMAである。かつて藤波辰巳(現・辰爾)が結婚した途端、女性ファンが蜘蛛の子を散らしたように一気に引いてしまったことがある。中には3日3晩、泣き続け、プロレスからも離れてしまった人もいた。リスクの大きなカケなのだ。

　同時に発表した年齢も驚きを持って受け止められた。デビュー以来、変わらぬスピードあふれるファイトが売りである。見た目も若々しい。数字が醸し出すイメージが大きいのも事実だ。

　果たして……意外なほど反応は好意的だった。「おめでとう!」「幸せになって下さい!」「30台後半だと思っていました」「若い!」・・・HARASHIMA本人も驚くほどで、否定的な声はほとんどない。

「ふと、気づいたら46歳になっていた。ちょうど結婚もしたし、リアルな自分、自分という人間を知ってもらいたくなった」とHARASHIMA。同世代の人たちとエネルギーを共有したいという。

「オーバー40」「アラ50」といえば、世間では一番、大変な年代だ。会社でも家庭でも、さまざまな問題を抱え込んでいる。

「リングで闘っている僕の姿に、何か感じてもらえたら嬉しい。家庭を持った僕、46歳の僕、より現実の僕を知ってもらった方が、伝わるかな」と、同世代にエールを送る。

　今後は人間力で勝負をかけるHARASHIMA。若さの秘訣は「好きなことをやっていることかな」と、さわやかな笑顔がまぶしい。プロレスラーは天職。きついトレーニングで鍛えることも、苦になるどころか楽しくて仕方ない様子。家庭の力、年齢の力で表現力もよりアップしていくはず。