OL兼業レースクイーン・赤城ありさ「ぶっちゃけ大変です」 肉体改造で「もっとお尻をぷりっと」、役作りも進化

世界的大ヒットアニメ作品『エヴァンゲリオン』とモータースポーツのコラボチーム『エヴァンゲリオンレーシング』が、今季も力強く走り始めている。チームやファンに活力をもたらす原動力となるのが、レースクイーン『エヴァンゲリオンレーシングRQ2024』だ。昨季から引き続き綾波レイ役を務める赤城ありさは、人一倍の努力家。表情やポージング追求だけでなく、レースクイーンとしてのレベルアップを求めて“肉体改造”に取り組んでいるという。憧れを実現させた夢舞台へのあふれる思いについて聞いた。

レースクイーンとして綾波レイ役を務める赤城ありさは表情づくりがどんどん上達【写真:(C)khara】
レースクイーンとして綾波レイ役を務める赤城ありさは表情づくりがどんどん上達【写真:(C)khara】

『エヴァンゲリオンレーシングRQ2024』 綾波レイ役・赤城ありさ 少林寺拳法の有段者

 世界的大ヒットアニメ作品『エヴァンゲリオン』とモータースポーツのコラボチーム『エヴァンゲリオンレーシング』が、今季も力強く走り始めている。チームやファンに活力をもたらす原動力となるのが、レースクイーン『エヴァンゲリオンレーシングRQ2024』だ。昨季から引き続き綾波レイ役を務める赤城ありさは、人一倍の努力家。表情やポージング追求だけでなく、レースクイーンとしてのレベルアップを求めて“肉体改造”に取り組んでいるという。憧れを実現させた夢舞台へのあふれる思いについて聞いた。(取材・文=吉原知也)

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 普段はロングヘアだが、レイ役を演じるためにボブカットのウイッグをかぶり、いつもの柔和な雰囲気を一変させてクールな表情に“変身”。レース場の現場でレースクイーン仲間や旧知の関係者を見かけて声をかけると、「『えっ? 誰?』といった感じでぽかんとされることが何度かありました。『誰だか分らなかったよ~』『表情までいつもと違って見える!』と驚かれることもあったんです」。レイ役がすっかり板についてきた。まるで別人になりきり、“してやったり”の笑顔だ。

 エヴァンゲリオンレーシングRQに抜てきされた昨季について「夢がかなって幸せの1年でした」と振り返る。目標の1つにしているカーレース『SUPER GT』のレースクイーンにはなれなかったが、「こうして綾波レイ役をいただけたことで、快進撃になりました。歴代の先輩方は、(業界最高峰の)日本レースクイーン大賞の壇上に上がり、栄誉を受賞してきた実績を持っていらっしゃいます。『私も無冠では終わらないぞ!』。そう心に誓って活動しました」。実力と人気、アピール力が実り、見事に日本レースクイーン大賞2023のクリッカー賞を手にすることができた。「ファンの皆さん、エヴァレーシングのサポーターの皆さんのご声援をいただき、東京オートサロンの舞台で壇上に上がることができました! 自分の自信につながりましたし、成長を実感しています」と感謝の思いを口にする。

 もともとは営業職のOL。カーレースの裏方・運営の手伝いをしたことがあり、その際にレースクイーンの輝く姿に感銘を受け、憧れを抱いた。自らオーディションに応募してレースクイーンデビューを飾ったのは2022年のこと。平日は会社員、中型免許取得のバイク女子、少林寺拳法の有段者という異色の経歴の持ち主だ。

 営業職社員として“二足のわらじ”でレースクイーン生活を送ってきた。四国の出張先から仕事が終わって新幹線に飛び乗り、現場の福岡へそのまま直行するなど、出張先から駆け付けることもしばしば。丸1日のオフもなく、両立にまい進。「ぶっちゃけ大変です。体は1つしかないので。でも、週末にレースクイーンになれる。その楽しみがあるからこそ、しんどくても乗り越えることができるんです。疲労回復と体調管理のために睡眠の質向上を意識しています。アイマッサージの器具や足裏のツボに効くシールを使うなど、たくさんのアイテムを駆使しています」。

 レイの表情づくりはどんどん上達している。「レイは元々内気なキャラですが、笑ってほしいとリクエストをくださるファンの方もいます。クールなたたずまいが好きとおっしゃってくださるファンもいます。バランスよく対応することが大事で、しっかりと使い分けられるようになりました」と実感を込める。

 そして、表舞台でよりきれいにかっこよく見せるビジュアル面をさらに強く意識。体作りが今季のテーマだ。「私の身長はレースクイーンには足りないところはありますが、体つきをさらに向上させようと考えています。“肉体改造計画”ですね(笑)。ジムに通って専用マシンを使って、ハムストリングとお尻をいじめ抜いています。それに、スイミングにも挑戦して全体の筋肉量を増やせれば。もっとお尻をぷりっとさせて、メリハリのきいた体つきを目指しています」と声を弾ませる。

 エヴァンゲリオンの根っからの大ファン。「私は(テレビシリーズが最初に放送された)1995年生まれで、同い年なんです。エヴァンゲリオンと一緒に成長してきたんだな、と実感しています」。念願のレイ役を任されたことで、「人生が変わりました」と感無量の思いだ。

 会社員との兼業についても模索を続けており、自分にとってベストの道に進んでいくつもりだ。そして、今季も「日本レースクイーン大賞を取りに行きます!」と力強く宣言。「もっともっと私が活動を広げることで、ファンの皆さんに恩返しがしたいです。個人としても、ファンの皆さんが見たいと言っていただける限り、表に出る仕事を続けていきたいです。大好きな歌のお仕事やお芝居にもチャレンジしたいです」と力強く語った。

 エヴァンゲリオンレーシングは今季、米国発祥のドリフト競技シリーズ『FORMULA DRIFT JAPAN(フォーミュラドリフトジャパン)2024』にシリーズ参戦。エヴァンゲリオン初号機をイメージしたカラーリングを施した111号車・エヴァRT初号機フェアレディZが注目を集めている。また、『ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE(スーパー耐久シリーズ)』への参戦も決まり、430号車・エヴァRT初号機Audi RS3 LMSが登場する。

 エヴァンゲリオンレーシングRQ2024は、綾波レイ役を赤城が継続して担当。式波・アスカ・ラングレー役として松田彩花、真希波・マリ・イラストリアス役として七瀬ななが新加入し、華やかな活動をスタートさせている。

次のページへ (2/2) 【写真】旧知のレースクイーン仲間からも驚かれる進化した役作り
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