【ズバリ!近況】漫画家・とりいかずよし、ジョージ秋山の秘話語る 代表作「トイレット博士」は仏語版出版

「クレヨンしんちゃん」「浦安鉄筋家族」「行け!稲中卓球部」など過激な下ネタが特徴のギャグ漫画は多いが、下ネタが下品であればあるほど面白いもの。なかでも、「トイレット博士」の下品さは格別だった。1969年から約8年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された古い作品だが、いまも忘れられない人は少なくないだろう。作者はとりいかずよしさん(73)。先月、死去が報じられた漫画家・ジョージ秋山(享年77)さんと一緒に仕事をした仲でもあった。とりいさん、今、どうしているのか。名古屋駅西口からほど近いカフェで、とりいさんに聞いた。

「トイレット博士」作者のとりいかずよしさん
「トイレット博士」作者のとりいかずよしさん

愛知淑徳大学で漫画を教える先生に

「クレヨンしんちゃん」「浦安鉄筋家族」「行け!稲中卓球部」など過激な下ネタが特徴のギャグ漫画は多いが、下ネタが下品であればあるほど面白いもの。なかでも、「トイレット博士」の下品さは格別だった。1969年から約8年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された古い作品だが、いまも忘れられない人は少なくないだろう。作者はとりいかずよしさん(73)。先月、死去が報じられた漫画家・ジョージ秋山(享年77)さんと一緒に仕事をした仲でもあった。とりいさん、今、どうしているのか。名古屋駅西口からほど近いカフェで、とりいさんに聞いた。

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 40年前、まだ30代前半のバリバリ漫画を描いていた頃に名古屋へ戻ってきました。愛知出身なんでね。19歳で上京してあちこち住んだ後、東京・小金井に住んで、環境が悪くなったんでどこか引っ越そうと思って探しているうち、名古屋だって新幹線で当時、2時間で東京へ出られるから、「いっそ名古屋に住めばいいか」と思ったんです。

 名古屋へ戻ってからは、漫画描きながらトライデントデザイン専門学校で漫画の先生やって、15、16年前からは愛知淑徳大学でも漫画を教え始めました。今、学長になっている島田修三さんのお誘いでね。でも70歳で定年になったから、今は非常勤。週2回で全6コマ、3年生と4年生の各学年20人弱の学生に教えてる。でも、来年度までだね。今の3年生が卒業したら、僕も卒業します。

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