俳優の志田未来が23日、都内で行われた映画『鬼平犯科帳 血闘』（5月10日公開）の完成披露上映会に出席。松本幸四郎演じる“鬼平”こと長谷川平蔵と「結婚したい」と明かした。

「自分にとって鬼平とは？」と聞かれると「付き合ってみたい人」と答えた志田。「色気もすごいですし、絶対に守ってくれるであろう安心感。この時代に生きていたら鬼平さんと結婚したい。妻になりたい。幸四郎さんの鬼平、かっこよくないですか？」と問うと客席からも大きな賛同の拍手が返ってきた。

　劇中で平蔵の妻を演じた仙道敦子も「そう思います」と深くうなずくと、幸四郎が「そこは下がらないほうがいいんじゃない？」といい、仙道の横に立つと何やらこっそりと伝える一幕も。気を取り直した仙道が「私じゃないといけません！」と対抗心をみせ、場内の笑いを誘った。

　また、中村ゆりも「鬼平は男女ともに惚れさすモテ男」と評して「モテすぎでは？　こんなにすばらしい本妻もいて、私が演じたおまさもそうでし、（志田演じる）おりんちゃんにも『付き合いたい』と言わせて。モテているなぁって……」と罪深い男に視線を投げかけた。

『鬼平犯科帳』は池波正太郎氏の三大シリーズの一作品に数えられ、原作として時代劇は金字塔として長きに渡り愛されている。本作は池波氏の生誕100年を記念した映像プロジェクトの一環で、劇場版のほかテレビスペシャル1作品、テレビドラマ連続シリーズ2作品を製作する。

　上映会にはそのほか市川染五郎、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、北村有起哉、山下智彦監督も参加した。