マツコ・デラックスがMCを務めるTBS系バラエティー『マツコの知らない世界SP』（火曜午後8時55分）が、4月2日に放送される。今回は「春の離島の世界」と、第3弾となる「アニメ聖地巡礼の世界」を放送する。

「春の離島の世界」では、23年7月の放送で「沖縄離島の世界」を紹介した山岡成俊さんが再登場。前回は本州から行くのに飛行機やフェリーなどを何度も乗り換えないといけない「2次離島」「3次離島」をメインに紹介していたが、今回は春の行楽シーズンに合わせて「比較的行きやすいけれど現実逃避できる」離島を紹介する。山岡さんが実際に訪れた映像と共に島の魅力を語る。瀬戸内海に浮かぶ「真鍋島」では、中世に真鍋水軍の本拠地であったという歴史ある島の街並みを散策し、鹿児島・奄美大島の隣にある「加計呂麻島」では「加計呂麻ブルー」と呼ばれる美しい青い海を独り占めしている。

　さらに前回の放送後に山岡さんと“離島友達”になったという、こにしけいさんとたきざわしょうたろうさんも登場し、イチオシの離島を紹介。2人は「砲台跡」や「炭鉱跡」など、人が残した文明の痕跡が手つかずのまま残っている離島が特に好きだという。中でも長崎県にある「池島」は、2001年に閉山した九州最後の炭鉱の島で、現在は炭鉱跡をめぐるツアーが人気。当時炭鉱で働く人々が住んでいた高層アパートが立ち並ぶ姿はマツコも圧倒されるほどの迫力がある。

　また後半は、2022年、23年と2年連続で放送した「アニメ聖地巡礼の世界」の第3弾。今回は現役女子大生の新メンバー・中村花音さんも加わり、5人組になって登場する。聖地に移住する人まで現れるほど盛り上がっている「アニメ聖地巡礼」。しかし交通手段が限られているなど、訪れるのが大変な場所もある。そんな「辺境アニメ聖地」の中で、『おねがい☆ティーチャー』に登場する長野県の木崎湖や『坂道のアポロン』に登場する長崎県の眼鏡岩など、風光明媚なアニメ聖地を紹介する。

　また新メンバーの中村さんが、「運転ができない女性ひとり旅にもオススメ」するのが、運転手さんのガイド付きで巡るツアー。『夏目友人帳』の世界観を地元のタクシーに乗ってめぐるツアーに参加した様子も放送する。

　さらに、原作アニメがあって聖地になるのではなく、「地域活性化のために作られるアニメ」も増えているという。『23時の佐賀飯アニメ』は1話20秒ほどの短いアニメながら、美味しそうな佐賀グルメが「飯テロだ」と話題に。さらに『温泉むすめ』という日本全国の名湯をモチーフにしたキャラクターたちに、マツコも「これはいいね、めぐりたくなってくるね！」と盛り上がった。また、VTuberのおかげで客足が復活したという「志摩スペイン村」や、究極の聖地巡礼場所として「南極大陸」に行く人たちが現れるなど、マツコも驚きの新事実が飛び出している。