1億円を売り上げる伝説のキャバ嬢・星野ティナが夢半ばでアイドルを諦めるに至った壮絶な過去を明かした。

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　総合格闘家の朝倉未来が発起人を務めABEMA×ASOBISYSTEMが手がけるアイドルプロジェクト『Dark Idol（ダークアイドル）』の切り抜き動画が17日、公式YouTubeチャンネルにアップされた。「正直に生き、同性に好かれるアイドル」のデビューまでを追うドキュメントオーディション番組だ。

　星野は「中学1年生から高校3年生まで、ずっと地下アイドルをやっていて、プロデューサーが捕まっちゃったんですよ。ガチで青春時代を削って、でかい箱でライブとかもしてて。1回だけ対バンライブで指原莉乃さんにも会いました」と振り返った。

　しかし、「上り詰めていたのに急に『プロデューサーが捕まりました』って警察から言われて。『どういうこと!?』って思って。最初ドッキリかなと思ったんですけど、結構ガチで。社長も飛んじゃって。『私たちどうするの？』って。このまま行くんじゃないかってところで（夢を）ぶち壊されたというか……」と、無念な思いを明かした。

　夢の途中でグループは空中分解した。「それがすごい今でも心残りすぎて……。でも、親の借金を返さないといけなかったから、19歳でキャバクラを始めたんですよ」と説明した。

　朝倉が「親の借金をなんで子どもが返すんですか？」と疑問をぶつけると、星野は「元々、父がヤク中で暴れん坊だったんですよ。家は毎日破片だらけ。灯油をまかれたこともあったし……　熱々のグラタン投げられて、今も跡があるんですけど」と父から受けた壮絶なDVを明かした。

　親の借金を肩代わりした理由は「ママがかわいそうっていうのがずっとあって、いつか助けたいし恩返ししたいし借金返そうって思いました」と話した。「キャバ嬢からアイドルって聞いたことないし、どこの事務所もたぶん受け入れてくれないと思ったから、オーディションとかもあったんですけど全部諦めてました」と明かし、今回『Dark Idol』を見て「ビビビ！　って走ったんですよ。もう1回チャンスを掴みたいって思いました」と応募の動機を告白した。

　なお、キャバ嬢に未練はないようで「（キャバ嬢は）辞めます。アイドル時代が人生で1番楽しくて。何もかも捨てて、全力で頑張ってみたいと思って……　前に叶わなかった武道館に立ちたいっていうのがあります！」と意気込んだ。