タレントの小籔千豊が1日、木曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ！』（月～金曜午後1時50分）に生出演。2月29日に日本人女性との結婚を電撃発表したドジャースの大谷翔平選手についてコメントした。小籔は過熱報道で大谷の成績に影響があることを懸念。「結婚相手には興味を持たないようにしている」と言い切り、「今こそ恩返しするとき」と特集の自粛さえ求めた。

　日本中が驚いた吉報に、小籔はあえて持論を貫いた。「皆さんとトーンが違うんですよ、僕は。先に言うときますけど」と前置きすると、「大谷さんはのことは大好きですけど、結婚、そしてお相手のことに関しては興味をもたないようにしようと決めていますので」と発言。「あんまり根掘り葉掘り探って、報道陣の私利私欲によって、大谷さんのストレスがたまり、バッティングが狂うなんてことは絶対にあってはならないと思っております。ですので、過度な奥様への取材、探求心、それを流布するような気持ち、一切捨てていただきたいと思います」と右ひじ手術で打撃に専念する今季への影響を危ぐした。

　スタジオから笑いも起きる中、「嫌がってますんで、本人は」と語気を強め、「僕は戦います」と宣言した。司会の同局・岡安譲アナウンサーが困惑しながら進行し、大谷の会見映像が流れる中でも、小籔はワイプから「顔が嫌がってる」などとツッコミを入れまくった

　過去の恋愛に関する質疑応答の映像が流れた後も、小籔は「（この日の会見で）『皆さんがうるさいから発表します』というてはる時点で、野球に集中したいやろし、大谷さんも自分ではそんなに言えへんけど、自分の立ち位置、皆さんからの感じを見ると、彼女、奥さんに対しても大切な人やけど、そっとしておいてほしいとむちゃむちゃ思うわけですよ」と話し、「近い人には僕のこの感じで迷惑かけたくないと思ってはる方やと思うんで。それでもしガーッてマスコミが行って根掘り葉掘り聞くとかで奥さまがやせていく、嫌だなとう。家帰って『お前大丈夫か』って言う。合間に電話する。『今もピンポン鳴ってん』『ホンマか』いうて打席立つのと、『私は一切そんなんないです。ママ友と楽しいしてます』『ヨッシャー』いうていくのでは、全然打席に入るときの気構えちゃうわけやないですか」と熱弁。

　大谷結婚フィーバーに沸くマスコミ各社へ「今まで大谷さんで飯食わしてもらいました。はっきり言うて、このカンテレも含め情報番組、犬飼うた、いうだけでV（TR）回してね、莫大な数字を取ろうとゲスいことをやってきたわけでしょう」と指摘。「今こそ恩返しするときです」と声を大にすると、「大谷さんの奥さんのことは一切報じない！　松山（英樹）、井上（尚弥）、大谷……あの辺はもう触らない。日本の宝やいうてんのに」と進言。

　岡安アナが「その調子でやっちゃってください」と観念する中、小籔は「（そう）思うてはる方も多いと思いますし、視聴者の方でね。『大谷の邪魔すんな』いうて思うてはる方は、野球ファンのみならず、みんないると思います」と勢いを止めなかった。