松本人志に「わざと触れない空気」 現在の楽屋事情を西川のりおが告白「かん口令出てない」

漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが22日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演した。週刊文春に性的行為強要疑惑を報じられたダウンタウン・松本人志が、発行元の文藝春秋社に対して名誉毀損による損害賠償金5億5000万円などを求めている訴訟で、第1回目の裁判となる口頭弁論が3月28日に決まったことについて言及。現在の吉本の楽屋の雰囲気を明かした。

ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】
ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】

松本のマネジャーへの確認の勧める

 漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが22日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演した。週刊文春に性的行為強要疑惑を報じられたダウンタウン・松本人志が、発行元の文藝春秋社に対して名誉毀損による損害賠償金5億5000万円などを求めている訴訟で、第1回目の裁判となる口頭弁論が3月28日に決まったことについて言及。現在の吉本の楽屋の雰囲気を明かした。

 番組で西川は「いまウチの会社の楽屋の様子とか見たらね、わざと(松本騒動に)触れないような雰囲気があるんですよ。別にね、マスコミでこれだけ騒がれてるじゃないですか。無理に悪くとかじゃなしに、『こんなん言うてるな』って言うたらいいのにね。かん口令出てないのにね、無理にそれに触れないでおこうみたいな空気があることは事実です」と告白。

 さらに「ひょっとしたらね、各芸人の中にはですよ、『僕はちゃんとやってますからね、ちゃんといいこと言ってますから、戻ってきたら分かってくださいよ』みたいな変な忖度(そんたく)とか。僕はあるところで『内側からものを言うな』ということは言いました。『お世話になった』とか『尊敬してました』とか『あの人で救われました』とか。この件は人格のことを言ってるんじゃないですよ。芸のこと言ってません。起こった事案のことを言ってんのを取り違えて、コメンテーターがコメンテーターになってない」とピシャリ。

 松本に対して番組で思いを語ったカンニング竹山や、女性をアテンドしたと名前の挙がったたむらけんじについての陣内智則の発言などに疑問を呈した。たむらが米国からのラジオで釈明した際、松本に発言の許可を取ったとしたことにも「引っかかる」とした。

 第1弾を報じた文春の「2024年1月4日・11日新年特大号」の完売については「誰かは『本を売りたいだけの目的や。本が売れさえしたらいい』とか『書き得か』みたいなこというたのもありますよね。でも、一般の消費者ね、買いたいから買ったわけですよ。興味もないのに500円出すでしょうか。それだけ松本君って影響力の高い、注目されてる人間ってことなんですよ。良しも悪しも多大なる影響を与えてきたわけですよ。だから完売したわけですよ」と見方を示した。

 さらに、第1弾報道時の松本のマネジャーへの確認を勧め「担当マネジャーだったら0%知らないわけがないと思うんですよ。少なからずちょっとは分かってるんじゃないかなと。まったく寝耳に水ってことはありえないと思うんですよ」と私見を披露。「会社は(マネジャーの)調査をしてるのか、してないのか知りません。マネジャーはすぐ名前出てくるはず。8年前のスケジュールも全部分かるはずなんですよ。破棄してないと思うんですよ。その辺の細かいことも全部やってるかというのは僕はすごく気になるとこなんです」と話した。

 再三、報じられているホテルのスイートルームでの飲み会についても首をかしげ「普通、飲み会すんのは居酒屋さん、ちょっとしたお店屋さんの個室、飲み屋さんのちょっとしたとこ。ホテルの一室でやる飲み会って僕あんまり聞かないんですよ。あるかもしれないけど、ましてスイートルームでですよ。知った仲だったら別ですよ。旅行かなんか行って。それをまったく知らずに(スピードワゴン)小沢(一敬)君の知り合いなり、(クロスバー直撃)渡邊センス君の知り合いなり、声かけて、『こっちこっちこっち』って入ってきたところがお店屋さんじゃなしにホテルのスイートルームのとこでっていうケースで考えられるでしょうかということです。問題が一番まずここにあると思うんですよ。ホテルのスイートルームの一室で初対面ですよ。そこで飲み会やるかってなったらどうですかこれ」と質問。

 ますだおかだ・増田英彦が「報道ではお店かどっかでやる予定やったのが、週刊誌に狙われてるからホテルに変更になったって書いてるところもありましたけどね」と返すと、のりおは「それはちょっと苦しい感じしますね。なんぼ週刊誌にかぎつけられても秘密保持してくれるお店ってあるじゃないですか。一見さんダメ、お得意さんのみとか。おそらく松本君クラスだったらそんな店も知ってると思いますよ」と話した。

 増田がホテルへの変更までが『システム化』されてたという報道もあると付け足すと、のりおはホテルには「フリールームってありますから。ベッドがない部屋で普通のところありますよ。事実、僕ら打ち合わせしたことありますからね。そこもネックになると思う」とした。

 長期化も予想される裁判については「勝った負けたで済むんでしょうか。例えば、裁判で勝ったとしますよね。松本君が次テレビ出て『僕、裁判に勝ったんです』ってそれをネタにしてやれるでしょうか。できますか。難しいと思う」と思いを口にした。

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