40代に刺さる抱腹絶倒のギャグ漫画たち 下品ネタで「子に見せたくない」と言われた作品も?
笑いの要素が満載のギャグ漫画は、いつの時代も人気を集め、多くの笑いを提供している。特に現在40代の人たちが子どものころは、個性的なギャグ漫画が多くあり、今読んでも腹を抱えて笑ってしまうような魅力にあふれている。この記事では、40代の笑いの基礎を作ったともいえるギャグ漫画3選を紹介しよう。
ギャグとヒーロー性が読者を魅了した『ジャングルの王者ターちゃん』
笑いの要素が満載のギャグ漫画は、いつの時代も人気を集め、多くの笑いを提供している。特に現在40代の人たちが子どものころは、個性的なギャグ漫画が多くあり、今読んでも腹を抱えて笑ってしまうような魅力にあふれている。この記事では、40代の笑いの基礎を作ったともいえるギャグ漫画3選を紹介しよう。
最初に紹介する『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』(作:漫☆画太郎)は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1990年から92年まで連載された漫画だ。同作はハチャメチャな展開や描写が多く、当時の読者を爆笑の渦に巻き込みカルト的な人気を得ていた。
『西遊記』をモチーフにしたストーリーだが、「孫悟空」的なキャラの名前が山田太郎だったり、ユニークな設定がとても多い。さらに、子どもが大好きな「うんこ」や「おなら」を使った下品なネタが満載だったことや、『ドラゴンボール』(作:鳥山明)などの人気漫画のパロディーネタを取り入れていたことが、当時の子どもの心をわしづかみにしたのだ。
作中ではさまざまなキャラがバトルを繰り広げ、内容がよく分からなくなるカオス状態になることも魅力的だった。SNS上では「コミックスの1巻が売り切れで手に入らないくらい面白くて人気があった」「一周というか二周半くらい回って楽しめる」など同作を楽しんでいた人の声が確認できる。
次に紹介するのは下品なギャグや主人公・御坊茶魔が話す「茶魔語」が支持を集めた『おぼっちゃまくん』(作:小林よしのり)。『月刊コロコロコミック』(小学館)で86年から94年まで連載され、多くの子どもから人気を獲得したギャグ漫画だ。
「ともだちんこ」「おめでたまきん」など、子どもが好きな下ネタワード満載の茶魔語は、多くの読者からマネされるほど人気に。
SNS上で「茶魔語は小学生だった頃よく友達とふざけて使ってた」と声が寄せられているように、日常にも浸透していた様子が分かる。同作は親が子どもに見せたくない作品の1つに挙げられていたようだが、それでも子どもたちを大いに楽しませていたのは間違いない。
ギャグとバトルがうまく融合した作品として『ジャングルの王者ターちゃん』(作:徳弘正也)は、多くの読者の心に残っている漫画だ。88年から90年まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、その後『新ジャングルの王者ターちゃん』とタイトルを変えて95年まで読者を楽しませてくれた。
ジャンプ黄金期を支えたギャグ漫画で、ジャングルに暮らすターちゃん、妻のヂェーン、動物たちが繰り広げるドタバタ劇のなかで、下ネタがふんだんに盛り込まれたギャグが当時の子どもたちを魅了した。
また、ギャグだけではなく、悪とのバトルなどシリアスな展開があったことも人気を後押しした理由だろう。
SNS上では、当時の読者から「下品な要素もあったけど、ターちゃんの平和へのまっすぐな想いが胸にジーンとくる」「ギャグとシリアスと大事なとこは譲らないバランスが好きだった」といった声が寄せられている。
展開が激しい人気の漫画もいいが、気分をリフレッシュするためにも、ぜひ今回紹介した漫画を読んで爆笑してみてはいかがだろうか。