俳優の奈緒と磯村勇斗がダブル主演を務める、WOWOWの連続ドラマ『演じ屋 Re:act』が2024年初夏から放送・配信されることが30日に発表された。

　同作は21年7月に放送・配信された『演じ屋』のシーズン2。前作に引き続き、奈緒と磯村がダブル主演を務める。『演じ屋』は『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のテレビドラマ版、映画版などを手掛けた映画監督の野口照夫氏が、2000年代初頭にインディーズ作品として制作した『演じ屋』を、約20年ぶりに新たに生み出したヒューマンストーリー。依頼された役になりきる職業“演じ屋”が、家庭内暴力や飲酒運転など日本が抱える社会問題に切り込んでいく。演じ屋のアイカを奈緒、アイカに影響されて演じ屋の一員となったトモキを磯村が演じた。

　シーズン2となる『演じ屋 Re:act』では、アイカとトモキが警察の要請でホームレス襲撃事件の犯人を見つけ出すため、おとり捜査に乗り出す。その先で2人の前に“あるモノ”が立ちはだかる。

　続編の決定に奈緒は、「また『演じ屋』の皆さんと再会できる事がとてもうれしかったです！」とコメント。シーズン2の内容に、「今回は特に“家族”について考える時間を過ごしながら撮影していました。ひとつの家族を演じながらそれぞれが何を感じ思っているのか、秘密の多い演じ屋ファミリーの心の内が、また少しだけ覗けるシーズン2となっています」と語っている。さらに「今回も心強い共演者の皆さま……続報をお楽しみに……！」と、今後解禁されるであろう共演者の発表についても触れている。

　磯村は、「再びシーズン2として帰って来れたのも、みなさまの応援のお陰です。ありがとうございます」と感謝し、「新作『演じ屋 Re:act』は、新たなミッションを遂行すべく潜入捜査を行ったり、社会的テーマにも切り込んだりと、シーズン1より更に演じ屋ファミリーの活躍を楽しめると思います」と説明。「そして『家族』の在り方について心温まる物語もあり、より一層演じ屋の世界を堪能できる作品となっています」と魅力を語っている。

　脚本と監督を務めた野口氏も、「まったく予期していなかった続編の決定はうれしいサプライズでした」と喜び、「とてつもなく多忙な奈緒さん、磯村さんの再びの出演に心から感謝。そして何よりも前作を支持してくださった視聴者のみなさまあってのシーズン2の決定です。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。また「演じ屋の面々が繰り広げる新たな物語をどうぞお楽しみください」とコメントしている。