若者用語がわからなかった…人気YouTuber「東海オンエア」虫眼鏡&ぶんけいの本音

虫眼鏡氏
虫眼鏡氏

虫眼鏡は3冊目「本が好きかもしれないっていう人の踏み台に」

――虫眼鏡さんの「真・東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本 虫眼鏡の概要欄ウェルカム令和編」(講談社)は、これが3冊目。YouTubeの動画の概要欄をまとめたものです。今回のポイントは。

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虫眼鏡「第1弾、第2弾の時も同じことを言わせていただいているんですけど、やっぱり僕たちの視聴者さんって、本という媒体を普段は手に取らない方も多くいらっしゃいます。本って、どこか、とっつきにくいというか、苦手な人からしたら、いやこんな最後まで読めないよって感じてしまうコンテンツかなと思うんですけど、僕の文章は正直、くだらないというか、長くもないですし、学びがあるわけではないんですね。本というフォーマットを取っているだけで、読書って意外とできるんだっていう、本が好きかもしれないっていう人の第一歩というか、踏み台になっていただければいいなっていう思いです。文章も変に格好つけず、話し言葉に近いような文章を心がけています」

――一方、ぶんけいさんの「腹黒のジレンマ」(KADOKAWA)は初のエッセー。幼少期から「パオパオチャンネル」の活動を休止し、映像の会社を立ち上げた今までを綴っていますね。

ぶんけい「ざわくんがYouTubeのファンの子たちの読書機会を増やしてくれたおかげで、ぼくも挑戦しやすかったですね。最初、『エッセーを出しませんか』というお話をいただいたときは、自分は何かを成し遂げきったとはあまり思ってなくて、『めっちゃ途中だからなあ』と思って悩んだんですけども、今に至るまでにもいろんな紆余曲折があったので、そのときに感じた葛藤、喜び、ジレンマであれば、書けるなと思ったんです」

――ぶんけいさんは「みんながライバルで、みんなが友達」と書いていましたね。

ぶんけい「それも葛藤の一つなんですけどね。みんなに何かしらのきっかけにしてもらいたいから読んでほしいという思いと、ぼくだけ手のうちを明かしてしまったな、という思いもあります。ぼくの人生だけ公開されて、みんなの人生は見せてもらえないのかって(笑)。みんなの人生も本にしてほしいです」

――どんな形で、みなさんの人生を知ることができたらよいと考えていますか?

ぶんけい「一番は会って話したいですね。例えば、1万人とサシ飲みするみたいな企画があったら……。最近の高校生の生態とか全然分からないので、知りたいですね。高校生とはサシ飲みできないですけど(笑)」

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