元自衛官・やす子、一般人の被災地入り自粛を呼び掛け「助かる命も助からなくなる」「今は募金を」

元自衛官のお笑い芸人・やす子が7日、TBS系『サンデー・ジャポン』(日曜午前9時54分)に出演し、令和6年能登半島地震の被災地に個人で乗り込むことで起きる問題点を明かした。

やす子【写真:ENCOUNT編集部】
やす子【写真:ENCOUNT編集部】

TBS系『サンデー・ジャポン』でコメント、視聴者「説得力がある」

 元自衛官のお笑い芸人・やす子が7日、TBS系『サンデー・ジャポン』(日曜午前9時54分)に出演し、令和6年能登半島地震の被災地に個人で乗り込むことで起きる問題点を明かした。

 地震は1日に発生したばかりで、やす子は「一般の方が今、『助けに行くぞ』って行かれているんですけど、その場合、一般の方がどこに泊まるかというと、そこの民泊を借りたりとか、ガソリンをどうするかというと現地のものを使わないといけなくて、被災地の方にも力を借りなければいけなくなる」と具体的に指摘した。

 その上で「自衛隊は自己完結してて、燃料、食べるもの、寝るところもすべて自分たちで持って行くので、被災地に迷惑をかけずに支援ができるのが、自衛隊の大きないいところのひとつかなと思っているので」と話し、「自衛隊の方も余震があるので、気をつけて頑張っていただけたらなと思います」と気遣いも見せた。

 さらに「(交通渋滞で)緊急車両が通れないと助かる命も助からなくなっちゃう」「一般の方が行くと、余震にでケガをしたらまた自衛隊が方が別の労力を使うことなります」などと指摘。今、一般市民ができることについては、「募金とか、いったん、今いるところで祈るというか、はい、今できる生活を送った方がいいんじゃないかなと思います」と意見し、「行かないでほしいです」と願った。

 やす子は能登半島地震が発生した1日、Xで「災害時に使えそうな寒さ対策です 少しでも多くの命が助かりますように」と発信。「【カッパ】中に着込むと寒さ対策になります 【カイロ】肩甲骨の間に貼ると太い血管があるので体が温まりやすいです 【簡易ストーブ】ロウソクの上に逆さにした鉢植えを置くと簡単なストーブになります 【新聞】寝袋の中に丸めた新聞を入れると保温効果があり少しでも温まります」と具体例も示した。

 歌手で俳優の山下智久はその2時間後、やす子の投稿を英訳して拡散していた。この件を番組で紹介されると、やす子は目を見開きながら「いや~、びっくりしました。山P~ってなりました」と振り返り、「やっぱり、自分は英語ができないので、特にこの時期年末年始は、海外からの観光客の方も多いので、自分ができないことを発信力のある人がやってくれたおかげで、ちょっとでも寒さをしのげたり、知識が拡散されたのはいいことだと思います。感謝しています。山Pありがとう~。はい~」と言い頭を下げた。

 やす子は終始、真剣な表情で、時に目を閉じながら被災地支援についてコメント。その姿を見た視聴者はネット上で「やす子さんの発信力は有効」「すごく説得力がある」「今はとにかく募金しよう」などの声を上げている。

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