BreakingDown・溝口勇児氏、朝倉未来と映画制作プロジェクト立ち上げ 三池崇史監督が参加「断る人はいないでしょう」

格闘技エンターテインメント「BreakingDown」のCOOも務める溝口勇児氏が代表の株式会社BACKSTAGEが、『金田一少年の事件簿』などを手がけた脚本家の樹林伸氏ら映画界の巨匠たちと共に、映画製作プロジェクト「YOAKE FILM」を立ち上げたことを30日、発表した。

朝倉未来【写真:山口比佐夫】
朝倉未来【写真:山口比佐夫】

映画界の巨匠と映画『蒼き路上の伝説(仮)』を制作

 格闘技エンターテインメント「BreakingDown」のCOOも務める溝口勇児氏が代表の株式会社BACKSTAGEが、『金田一少年の事件簿』などを手がけた脚本家の樹林伸氏ら映画界の巨匠たちと共に、映画製作プロジェクト「YOAKE FILM」を立ち上げたことを30日、発表した。

「YOAKE FILM」の第1作は、クローズ ZEROシリーズなどを手がけた三池崇史監督らを迎え、『蒼き路上の伝説(仮)』を製作する。作品の着想元となった格闘家・朝倉未来もエグゼクティブ・プロデューサーとして製作に関わる他、本人役で出演する。

『蒼き路上の伝説(仮)』のテーマは「人生に後悔する人を減らす」。自分の未来に自信が持てない人や今いる場所から1歩踏み出す勇気を持てない人たちに、勇気を届けられる映画を製作する。映画の構想開始は約2年前で、溝口が朝倉の著書を読み、少年院での講演映像を観たことがきっかけだった。

 朝倉や溝口氏はBreakingDownを通じ、挑戦や勇気について伝えているが、異なる形でより多くの人に勇気を届けたいと考え、朝倉の著書やスピーチに着想を得た映画の製作プロジェクトがスタートした。最良の映画を製作すべく樹林、三池両氏を中心とした映画界のプロフェッショナルに参画を依頼し、ストーリーや脚本について議論を重ねた。

 また、本作品は映画製作や配信方法においても、溝口がこれまでエンターテイメントビジネスで培ってきたノウハウを活用し、さまざまな挑戦を行う。原作づくりから映像化、資金調達に至るまでの全プロセスを一気通貫で行い、映画の製作過程を視聴者やファンに向けてプロジェクト公式SNSでの公開に加え、出演者を一般の人からも募集する。映画館での放映の他に、配信先としてPPV(オンライン視聴)を視野に入れるなど新しい取り組みを実施する。

 製作チームの挑戦の1つでもある出演者の一般募集は、30日から開始。専用サイトに記載の募集内容を確認した上で、2024年1月11日までに申込。1月後半にオーディションが実施される。

 以下、三池崇史監督のコメント全文。

「今この時代、朝倉未来と溝口勇児から誘われて断る人はいないでしょう。随分多くの作品を撮ってきて、色々なことも学んだけれど、その分錆ついたり垢もついてきています。だからここでリセットして、もう1回ピュアな気持ちで映画を撮りたいと思いました。この作品もピュアな感情を大事にしているし、次の時代を担う若い世代が人生を肯定して楽しんで生きていくための光になって、それで映画の世界でも『映画を撮ってみたい』と思う若い人たちが現れればとも考えました。また、出演者の一般公募も行うので、クローズシリーズと同じように、出演者たちが映画製作の中で成長していく姿を観客の皆さんに観てもらい、ドキュメンタリーの側面も持ち合わせた作品になるといいなと思っています」

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