俳優の山崎賢人が主演を務める映画『キングダム』シリーズ第4作『キングダム 大将軍の帰還』が来年7月12日に公開されることが13日、発表された。山崎は引き続き、主人公の信（しん）役を務める。

　映画『キングダム』は2019年に公開されて以降、続編が22年公開『キングダム2 遥かなる大地へ』、今年公開の3作目『キングダム 運命の炎』と、3作品連続でその年に公開された邦画実写映画の中でNo.1を記録する偉業を達成し、シリーズ累計動員数1000万人を超え数々の映画賞にも輝いた。

　その中でも、今年公開された『キングダム 運命の炎』は、キングダムの魂とも言える若き王・エイ政（吉沢亮）の過去を描いた「紫夏編」と、信が初めて王騎将軍と戦場で戦うことになった「馬陽の戦い」を描き、キングダム史上「最も泣ける！」最高傑作として同年度の映画No.1のヒットを記録。公開後に実施された舞台あいさつで1作目から主人公・信を熱演してきた山崎・吉沢から続編の公開決定がサプライズ発表されていた。

　当時はタイトルや公開時期などの詳細は発表されなかったがこのたび、最新作の詳細が明らかに。タイトルは『キングダム 大将軍の帰還』に決定。最新作では、前作『運命の炎』で信と王騎が隣国・趙（ちょう）との総力戦「馬陽の戦い」の続きが描かれる。

　前作に引き続き、佐藤信介が監督を務め、天下の大将軍を目指す主人公・信（しん）役の山崎、中華統一に挑む若き秦国王・エイ政の吉沢、軍師見習いとして励む河了貂（かりょうてん）役の橋本環奈、飛信隊の副長として信とともに戦う羌カイ役の清野菜名、秦国軍総大将として戦地に舞い戻り「馬陽の戦い」に挑む大将軍・王騎（おうき）役の大沢たかおら、シリーズに欠かせない豪華キャスト陣が続投。

　さらに今作では『運命の炎』が劇場公開されるまで存在が一切明かされず、その登場に見た者が震えた超豪華キャスト2人の猛威が秦軍を襲う。過去に王騎と馬陽の地で因縁の戦いを繰り広げた“武神”と呼ばれる最強の敵・ボウ煖(ほうけん／吉川晃司、決して戦の場に姿を現さないが他の追随を許さない存在感で戦局を見守る謎多き軍師・李牧（りぼく／小栗旬）。そして、1作目で秦国王・エイ政と協定を結んだ山界一の武力を持つ美しき王・楊端和（ようたんわ／長澤まさみ）は北の地で衝撃の光景を目の当たりにする……。

　さらに前作で飛信隊を苦しめた万極（まんごく／山田裕貴）や、趙荘（ちょうそう／山本耕史）などの、強者たちが本作でも登場して秦vs趙による国の存亡をかけた一世一代の戦いが繰り広げられる。

　また天下の大将軍・王騎を象徴する大きな矛が印象的なスーパーティザービジュアルが完成。主人公・信が憧れる王騎の堂々たる出で立ちに思わず目を奪われる。その奥には大将軍のため、そして秦国のためと忠誠心を持ちながら戦う王騎軍の姿が。長い間、戦の前線から離れており、3作目『運命の炎』でついに戦地に降り立つも、総大将の責務である指揮を執る任務を全うし「静」を貫き通してきた伝説の大将軍・王騎が、遂に最新作で動き出す。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき