年内で所属事務所の浅井企画を退所することになったお笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞん（38）が、退所後も準レギュラーの日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ！』（日曜午後7時58分）、レギュラーの静岡第一テレビ『まるごと』（月～金曜午後6時15分）に出演し続ける方向で各方面が調整していることが6日、分かった。みやぞんに近い複数の関係者が「どちらも番組側と本人が継続出演を希望し、そういう流れです」と証言した。

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　浅井企画は5日、公式サイトで「みやぞん及びANZEN漫才に関するご報告」と題して「この度、みやぞんは2023年12月31日をもちまして弊社を退所、ANZEN漫才は2024年3月31日をもちまして解散いたします」と発表。「みやぞん本人より『会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい』との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました」と説明した。

　そして、一夜明けた6日、同事務所の担当マネジャーがENCOUNTの取材に「本件に関してはHP上のリリースと本人たちのコメントが全てでこちら（会社）から新たに追加でコメントすることは今のところございません」と返答。みやぞんの『イッテQ！』『まるごと』に出演継続について問い合わせると、「そちらに関しても私からはコメントは控えさせてください。ホームページに書いた通り、（みやぞんとあらぽんを）『応援していきたい』という気持ちです。今後、番組に出演した際に何か発表できるところは本人たちからすると思います」と話した。

　両番組とも所属の浅井企画を通じて得た仕事。特に『イッテQ！』はみやぞんの出世作にあたる。芸能界の論理では長く「事務所を通して得た仕事は独立とともに手放す」ことが常識とされてきたが、昨今では「独立後も継続」のケースが出ている。取材によると、みやぞんについては、スタッフから愛される人柄を踏まえ、テレビ局の上層部が継続出演を希望。浅井企画もこれまでの功労を評価して、「応援していく」ことで一致しているという。

　ANZEN漫才は、2009年11月に結成。みやぞんとあらぽんは東京・足立区生まれの幼なじみで活動を続けてきた。あらぽんは浅井企画に残り、来年3月末にコンビは解散となるが、みやぞんは5日に更新したXで「浅井企画の皆さんへは感謝の気持ちでいっぱいです！　幼馴染みのあらぽんとはこれからも親友です！」と記し、「ファンの皆さん、これからもあらぽんと僕を応援よろしくお願いいたします！」と呼び掛けている。