韓国のシンガー・ソングライター、ナヒ（本名キム・ナヒ）さんが死亡していたことが10日、分かった。24歳だった。朝鮮日報など現地メディアによると、ナヒさんは8日に死亡が確認された。原因は明らかにされていない。

　2019年にシングルアルバム『Blue City』でデビューした後、20年5月に『Gloomy Day』、21年10月に『City Drive』、22年12月に『Treasure』などを次々に発売。シティポップやバラードなど多様なジャンルを往来しながら、個性的な歌を披露してきた。作詞と作曲にも直接取り組み、シンガー・ソングライターとしての才能を発揮。今年7月26日には、自ら作詞、作曲の軽快な新曲『rose』のミュージックビデオを公開。バラの花とファンへの愛、そして、自身への誇りを自然体で歌い上げた。

　訃報を受けナヒさんの公式SNSには「もう一緒にいられなくなるなんて信じられない。残念ながら若い優しい人を失ったけど空は限りなく輝く星を手に入れた。さようならあなたがいる場所のナヒよ。安らかに眠ってね」「すべてを捨てて、風と共にそこに飛んでください。花を見て、海に行こう」のほか、英語で「彼女は昨日亡くなりました、安らかに眠ってください。私は泣いています」などの追悼コメントが寄せられている。

　祭壇は京畿道平沢市内の中央葬儀場に設営され、10日午前9時に出棺予定。