アイドルグループ・AKB48が20日、都内の日本武道館で行われたMXまつり AKB48 62ndシングル『アイドルなんかじゃなかったら』発売記念コンサートを開催。同グループの総監督を務める向井地美音が、本公演で卒業発表をした柏木由紀に労いの言葉を送った。

　加入から17年、32歳のグループ最年長としてグループを支え続けた柏木は「私、柏木由紀はAKB48を卒業しようと思います」と発表し、「やっと卒業する決心がつきました」とコメント。後輩メンバーたちにAKB48の未来を託し、「みんなに卒業を見届けてもらえたら、私は幸せだなと思い、このタイミングで卒業を決めました」と思いを伝えた。

　卒業発表を受け、向井地は「永遠なんてないのは、分かっていながらも、やっぱりゆきりんさんがいてくれるAKBが本当にみんな大好きで、その時間がまだまだ続いてほしいと思ってしまっていたと思います」とコメント。「今日のセットリストで歌った楽曲の全部を、ゆきりんさんはその時代のメンバーとして経験している。それだけ長くグループに居続けてくださったからこそ、今のAKBがあると思っています」と労い、「心の底から、ゆきりんさんがいてくれて良かったなってずっと思っています」とグループの功労者である柏木に感謝した。

　柏木の卒業コンサートは、来年3月16日に神奈川県のぴあアリーナで開催。AKB48としての最終活動は4月と発表された。