緊急事態宣言は解除されたが、大型コンサートや握手会が開催できない状況はまだまだ続きそうだ。“アイドルは今、何ができるのか”、小栗はこう考えている。「ファンのみなさんにお会いできる日を楽しみにして、それまではいろんな配信を通して、少しでも元気や笑顔の源になれるようなことを行なっていきたいです」

　個人のSNSでも、ピコ太郎の「PPAP手洗いダンス」にチャレンジしたり、「#ゆいゆいキッチン」のハッシュタグで自作の料理を公開するなど、おうち時間の楽しみをファンと共有している。また、外出自粛生活の中では、「なわとびをするようになりました!(笑)それから少しですが、ウクレレを弾いています!」とおうち時間で始めたことについて回答。マイペースな小栗らしく、有意義な時間を過ごしているようだ。新たな特技発見もあるかもしれない。

　小栗が所属するチーム8は、4月に全国ツアーのファイナル、結成6周年記念コンサートが横浜アリーナで開催される予定だったが、ツアーファイナルは延期、6周年記念コンサートは中止となった。つらいこともある自粛生活だが、「この状況が収束したらステージに立って、イベントやコンサートで、待ってくださっていた皆さんと、早くお会いしたいです!!おうち時間で、昔のAKB48やチーム８のDVDを観るようになって、早くステージに立って皆さんと盛り上がりたい気持ちが高まっています!!」と真っ直ぐなメッセージをファンに送る。

　自粛生活の中でもファンを想い、“王道アイドル”としての成長を続ける小栗は、大型コンサートや握手会が再開される頃には、もっともっと大きな存在になっているはずだ。

□小栗有以(おぐり・ゆい)、2001年12月26日生まれ、東京都出身。14年にAKB48チーム8の東京代表メンバーとしてお披露目され、同年8月の「PARTYが始まるよ」公演で劇場デビュー。46thシングル「ハイテンション」(16年)から選抜メンバーに定着し、52thシングル「Teacher Teacher」(18年)では初のシングル表題曲センターポジションを務めた。AKB48公式YouTubeチャンネルで冠企画「小栗有以のわんわんランド」が配信中。AKB48は、57thシングル「失恋、ありがとう」、DVD&Blu-ray「AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト50 2020」が発売中で、「OUC48プロジェクト」を展開している。