俳優の堀田真由が2日、都内で開催された映画『バカ塗りの娘』公開記念舞台あいさつに、小林薫、坂東龍汰、鶴岡慧子監督と共に出席。芸能界に入って初めて髪の毛を25センチ切ったことを明かした。

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　本作は、スーパーで働きながら、津軽塗職人の父・清史郎（小林薫）の仕事を手伝う娘・美也子（堀田）が、周囲の反対を押し切って、津軽塗の仕事を継ぐことを決意し、バラバラになった家族も気持を動かしていくヒューマンストーリー。

　堀田は役作りのために「初めて髪を25センチ切りました」と明かすと、「芸能人生の中で初めてこんなに髪を切ったので」と役への思いを語った。そして、「美也子の無垢（むく）な感じが出せたらいいなという思いで切りました」と理由を説明した。

　また意識したことについては「自転車に乗るシーン」とあげると、「私は滋賀県出身なので、自転車を乗りこなしていたのですが、上京してからめったに乗らなくなったので、乗り方には気をつけました」と明かした。さらに、「セリフがないところにその人の本質が出るのかなと思ったので、自転車の乗り方や歩き方、ぼんやりしたときの表情などが大切かなと思って」と役作りのポイントをあげた。

　また本作は、オランダで9月21日から開催される「カメラジャパン・フェスティバル」で上映されることが決定した。堀田は「とってもうれしいです」と笑顔を見せると「お話がオランダにピアノを持っていくところで終わっているので、物語が続いているような感じがします」と感無量な表情を浮かべた。

　最後に堀田は「日々生きていく中、機械化されたり自動化されたり、新しいことに目を向けることが多いのですが、改めて伝統工芸な日本文化に目を向けると、多くの気づきがあります。この作品は、時代が流れても色あせない映画だと思います」と力強く作品をアピールした。