新型コロナ回復の住吉美紀が仕事復帰「無理かもと弱気になった瞬間を今でも覚えてる」

新型コロナウイルス感染から回復したフリーアナウンサー住吉美紀が25日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「Blue Ocean」に自宅からリモート出演し、約5週間ぶりに仕事に復帰した。住吉は4月19日に入院し、同22日に陽性が判明。所属事務所の5月3日付の公式サイトで退院したことを報告していた。同番組は4月20日の放送から代役が出演していた。

住吉美紀
住吉美紀

パーソナリティーを務めるTOKYO FM「Blue Ocean」にリモート出演

 新型コロナウイルス感染から回復したフリーアナウンサー住吉美紀が25日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「Blue Ocean」に自宅からリモート出演し、約5週間ぶりに仕事に復帰した。住吉は4月19日に入院し、同22日に陽性が判明。所属事務所の5月3日付の公式サイトで退院したことを報告していた。同番組は4月20日の放送から代役が出演していた。

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 番組冒頭、住吉は「住吉美紀です。おはようございます。いや、お久しぶりでございます」と元気にあいさつ。リスナーに向けて「本当にご心配をおかけしました。ただいまです。かえって参りました」と語ると「無事回復したということで5週間お休みをしての『Blue Ocean』。いやいや人生、分からないです。2020年にコロナが起きてこんな年になろうとは。オリンピックも延期になってと思いながら過ごして4月を迎え、まさか自分が新型コロナに感染し、発症し、5週間も治療回復生活をすることになるとは本当に思いませんでした。今もびっくりです。初めての入院で5週間。長いようで短い。短いようで長い時間でした」としみじみと語った。

 さらに「闘病は苦しかった。辛いということしか考えられない。仕事も何も忘れる瞬間もありました。でも回復してみるといいこともいっぱいありました」とし、リスナーからの励ましの声の多さに感謝した。また「恩返しをしていけるか分かりませんが、今日からまた、私も思いをもって、あなたと朝の時間ご一緒していきたい。『Blue Ocean』も9年目、再起動された私ですが今日から再びよろしくお願いします」とあいさつした。

 続けて闘病の体験談も紹介。「39度以上必ず毎日出る。40度以上もいきました。1週間ほど高熱が続きました」と語ると「中等症、中くらいのところまで悪化しました」。その後、「回復して帰ってきた今、ウイルスと闘った、みたいな実感がすごく残っている。頑張ってくれたな体という気持ちです」と語った。

 また感染して思ったこと3つを紹介。「1つはあれだけ気を付けて、外出自粛もめちゃめちゃしていたのに、消毒もしまくっていたのに、それでもか、というショックがあった」。

 2つ目は「長いです。1回かかると本当に長い。ちょっと寝ていれば治るものじゃない。基礎体力がないと闘うのは大変。高齢者の方は命にかかわるので、というのは、ものすごく思いました。親世代には絶対にうつしたくない。普段の健康管理がいかに大事か実感しました」。

 3つ目は「体力だけでなく気力も奪っていく。入院中、私、無理かもと弱気になった瞬間を今でも覚えています」と語った。弱気になった時に救ってくれたのは医療従事者。「プロだね。能力、技術はもちろんですが、器とか優しさがすごい。大丈夫、必ず治ると優しく励ましてくれました。心の栄養、力になりました」と感謝した。

「Blue Ocean」に戻るのは無理かもと思った時もあったそうだが、そんなときに運命的な出来事があったと紹介。集中治療室に勤務する看護師が偶然、番組のファンで、多忙な中、応援しているから頑張ってと、励ましの電話をかけてきてくれたとし「号泣よ。号泣。ヘロヘロでしたが、よし闘おう。社会に戻るんだという気持ちが戻ったんです。戻ってみんなの役に立ちたいという思いになりました」と語った。

次のページへ (2/2) 【写真】復帰を笑顔で報告
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