俳優の古田新太、天海祐希が4日、都内で行われたゲキ×シネ『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』の初日舞台あいさつに出席した。

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『薔薇とサムライ2』は、劇団☆新感線が昨年の秋に上演した作品で、古田演じる石川五右衛門と、天海扮（ふん）する海賊アンヌが大暴れする冒険活劇。今回、高画質・高音質で作品を楽しめる「ゲキ×シネ」として上映される。

　上演当時を振り返り、トークを展開した2人。古田は、本作に出演していた生瀬勝久が富山公演初日にセリフが飛んでしまうハプニングがあったことを明かし、「生瀬さん頭真っ白になっちゃって、セリフが出てこなくなった。敵対する役の俺に『なんだっけ？』って聞いてきた。聞かれても敵対する役だから『こうするつもりだったのでは？』とか言えないし（笑）」と語った。

　天海も「それを後ろで聞いていて、みんなで『あっ！』って時間が止まった」と慌てたという。その後は古田と生瀬でなんとかピンチを切り抜けたようで、天海は「2人でラリーしながら戻していった」とベテラン俳優2人の手腕に感心していた。

　また、古田は「生瀬さんは本読みが一番面白いんですよ」とも。「その時に思いついたことがめちゃくちゃ面白いんですけど、多分メモリーカード持っていないみたい。どんどん日に日に忘れていく。『あれやってくださいよ』と言っても、『俺どうやったけ？』って。そういう人なの」と暴露していた。

　本作には石田ニコル、神尾楓珠ら若手キャストも出演していた。古田は「なんでもかんでも一生懸命にしたらいいってわけじゃない。抜くところは抜けよ、工夫はするな。言われたことをきっちりできるようになりなさいと飲み屋で言っていました」と回想。石田については「ニコちゃんまた出てほしいなって思います」と語った。