子どもが大切に育てていた花の苗が、ある日突然何者かに盗まれたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。子どもの気持ちを踏みにじる行為には、「バチ当たり」「立派な泥棒」と犯人に対する憤りの声も。投稿者に話を聞いた。

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「2ヶ月間種から毎朝誰よりも早く起きて水をあげて楽しみにしていたホウセンカの苗をごっそり抜いて行った方へ！　朝水をあげに行ったら何も無かった時の気持ち分かりますか？」

　投稿された画像には、無残にもぎ取られた花の苗とともに、「子供が何ヶ月も楽しみに育てていた20cm程のホウセンカの苗をごっそり抜いて持ち去った方へ　防犯カメラを元に器物損壊 窃盗にて調べます！　被害の大きさではなく心の傷の大きさです」という犯人へ向けた注意書きが収められている。

　楽しみにしていた子どもの気持ちを踏みにじるような行為には、「明らかに子供が育ててると分かる植木鉢でなんて事を…」「バチが当たりますように」「いるよね…花好きの近所のおばぁさんとか勝手に持ってくんだよね…地植えだろうが鉢植えだろうが見境なく。
立派な泥棒だよ。早く捕まりますように」「人が大切にしているものを盗むとか…盗んだ苗を育てる前に自分を育て直した方が」と非難の声が相次いでいる。

　投稿者は千葉県内でキッチンカーによるクレープ販売を行うSAKURA（@crepe_sakura）さん。今回被害に遭ったのは、9歳の息子が学校からもらってきた種から、毎日大事に育てていたホウセンカの苗だったといい、「玄関前にて毎朝誰よりも早く起きて水をあげ、『もう少しで咲くね！』などと楽しみにしていました。ある日泣きながら『ホウセンカが枯れちゃった』と言いにきて、見ると苗ごと抜かれていました」と発見時の状況を語る。

「子どもにはこの様な事をする人がいるというのを伝えるか迷いましたが、子どもが自分のせいで枯れてしまったと悲しんでいたので『違うよ！　イタズラされちゃったから自分のせいではないよ』と伝えました。物の被害はないですが心の傷は大きいと思います。軽い気持ちのイタズラかもしれませんが、何日も楽しみに水をあげていて、ある日突然それを奪われた人の気持ちを理解してもらいたいです」と投稿者。犯人の特定はもちろんのこと、子どもの心の傷が癒えるのを願うばかりだ。