東京03飯塚悟志、志村けんさんへ尊敬の念 加藤茶と共演でドリフコントに挑戦「夢のよう」

ザ・ドリフターズの加藤茶とお笑いトリオ・東京03の飯塚悟志がフジテレビ系で17日午後7時から放送される『ドリフに大挑戦スペシャル』第4弾に出演する。公開収録後に2人は報道陣の取材に応じ、故・志村けんさんへ思いをはせた。

東京03の飯塚悟志(左)と加藤茶【写真:ENCOUNT編集部】
東京03の飯塚悟志(左)と加藤茶【写真:ENCOUNT編集部】

東京03の飯塚悟志とドリフコント「張り込みと酔っ払い」に挑戦

 ザ・ドリフターズの加藤茶とお笑いトリオ・東京03の飯塚悟志がフジテレビ系で17日午後7時から放送される『ドリフに大挑戦スペシャル』第4弾に出演する。公開収録後に2人は報道陣の取材に応じ、故・志村けんさんへ思いをはせた。

 これまで、2021年9月に第1弾、22年5月に第2弾、23年1月に第3弾を放送したトリビュート番組。新たなドリフ愛にあふれた芸能人27人を加え、時を経てもなお色あせない名作コントを放送する。

 第4弾となる今回は、飯塚が加藤とともにドリフコント「張り込みと酔っ払い」に挑戦。生前、志村さんが演じていた刑事役を飯塚、酔っ払いを加藤が演じ、息のあった掛け合いを披露する。

 収録を終えた加藤は手応えを実感。「若い人たちがノってやってくれるので助かっています」と感謝の言葉を述べた。

 コントでは、80歳を迎えた加藤が体を張るシーンもある。「ひさしぶりに頭をたたかれた。だってもうたたく人がいなくなっちゃったんです。5年ぶりくらいかな。なんかうれしかった」と笑顔を見せた。さらに裏話として、コントでおなじみのカツラはヘルメット仕様とし、「硬いんですよ、結構」と衝撃から頭を守るための仕組みになっていることを明かした。

 ドリフの笑いが伝統的に若い世代に受け継がれていることについて、加藤は「これは、本当にありがたいなと思います。昔、自分たちがやっていたことを、今でも、喜んでもらえるのは、自分たちのネタが間違ってはいなかったんだなって知らされた。昔は『見ちゃいけない番組』って言われたこともあったけど、今やるとみなさん喜んでくれるんで、自信になります」と信念に確信が持てたという。

 加藤とドリフコントで共演した飯塚は「夢のようでした」と喜びもひとしお。以前、放送されていた志村さんと加藤のコントを見て勉強したといい「志村さんのお芝居は本当に自然」と絶賛。「張り込みの雰囲気とか、すごくリアル。改めてお芝居の上手な方なんだなって思いましたし、緊張感の出し方がやっぱりうまいなと思いました。だから、まねできているかは分かりませんけど、勉強させていただきました」と振り返った。

 ドリフメンバーは、00年2月に肝不全で荒井注さんが、いかりや長介さんが04年3月にリンパ節がんで、20年3月には志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎、仲本工事さんが22年10月に交通事故による急性硬膜下血腫のため死去し、残るメンバーは高木ブーと加藤の2人となっている。

 ドリフという看板を背負いながらコントをやり続けていくことへの思いを加藤は「今でもコントを見て笑ってくれるってのは、うれしくて。だから、本番やると元気をもらえる。元気もらえると同時に、やっぱり笑ってもらえるってことがすごい力になります」と生涯現役を誓った。

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