最初はロケものを配信したこともあったんですけど、テレビと同じことをしてもしょうがないし、佐賀で家族といる時間が長くなったんで、今は自然体でホームビデオをそのまま流す感覚でやっています。それは嫁さんのアドバイスでもあります。嫁さんはもともとYouTubeがすごく好きで、よくいろんなチャンネルを見てるんですよ。うちの息子は3人とも柔道をしているので食事量が半端なく豪快。1か月の食費が20万円いったりするので、家族みんなで焼き肉をメチャクチャ食う様子とかが、みなさんにおもしろがられているみたいですね。

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「はなわチャンネル」を見て自分の家族と比べたり、自分たちも家族でこんなことをしよう、と思いながら見てくれているみたいで、ストレスのたまっている今、“stay home”のひとつのカタチを届けられているのかな、と思います。はなわ家は仲がいい?　そうかもしれませんね。放任主義というのもあると思いますけど、息子たちは柔道の指導者から礼儀を教えてもらっているからか、怒らないといけないようなことは基本、ないんです。とんがっていた僕と違って、子供たちはみんな丸い。嫁さんは中学時代の1学年上の先輩なんで、今も先輩後輩の関係が残っているというか(笑)。今頃になって初めて“納豆が嫌い”という発見もあったりして新鮮ですね。

　ほかは弟(お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之)と実家に行った作品が人気ですね。僕らにしたら自然の姿なんだけど、と思うんですけどね。でも、みなさんがおもしろがってくれるものを配信していたら、いつのまにか登録者数が増えて、今では17万人。1つの動画の平均再生回数は60万回。3日で100万回超の再生回数を達成した作品も6作品あります。自分でも驚いています。そして、今は逆に僕もYouTube配信に助けられている。もし、何もせずにいたら、どんどんへこんでいたと思います。YouTube配信以外では、曲を作ったりしていますけどね。

「はなわチャンネル」は大関・貴景勝さんとか上地雄輔さん、陣内智則さんとかが観てくれているんですよ。貴景勝さんは「めちゃくちゃうまそうに食っているので、夜中に観るとつい腹減って食べちゃう」ってわざわざラインをくれました。上地さんや陣内さんも「おもしろい」「佐賀に行きたくなった。コロナ収束したら案内してくれ」と連絡をくれて、ものすごくうれしいです。