米国の日本料理屋が「コロナチャージ」請求 客が不満ツイートで批判殺到

新型コロナウイルスのパンデミックで140万人の感染者と8万人以上の死者を記録している米国。ミズーリ州の日本食レストランが「新型コロナ加算金」を請求し、批判を集めている。

カリフォルニアロール【写真:Getty Images】
カリフォルニアロール【写真:Getty Images】

食肉加工工場でクラスター発生の余波

 新型コロナウイルスのパンデミックで140万人の感染者と8万人以上の死者を記録している米国。ミズーリ州の日本食レストランが「新型コロナ加算金」を請求し、批判を集めている。

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「食事に対するCOVID-19サーチャージでレストランが批判される」という見出しで特集したのは、米地元紙「ニューヨーク・ポスト」だった。

 発端となったのはある地元客がツイッターで公開した1枚のレシートだった。総額の1つ上の項目の「新型コロナサーチャージ」の文字を赤丸で強調。「申し訳ないけれど、これはどういうこと? 新型コロナ加算金?」と不満の声を挙げていた。

 ミズーリ州のウェストプレインズの和食店「キヨ・ジャパニーズ・ステーキハウス・アンド・スシ・ラウンジ」の請求した異例のチャージに、ネット上では批判が殺到した。

 店側はフェイスブックで声明を発表。米国では新型コロナウイルスのクラスターの舞台となった食品加工工場が次々と閉鎖となり、食肉の供給が減少しており、仕入コストが高くなっている事情を説明し、追加料金としたのは仕入コストをもとに週ごとに価格を調整する狙いがあったためで、全品値上げよりも良心的と主張した。

「皆さんから搾取しようとしているのではないことをご理解ください」と訴えたが、批判の高まりを受けて、店側は新型コロナサーチャージの取りやめを決定。全品値上げに変更すると明かした。

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