お笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろうが7日、都内で音楽イベント『YATSUI FESTIVAL! 2023』（やついフェス）の記者発表を行った。会見ではやついが今回の目玉となる木梨憲武の出場について語った。

　今年は6月17、18日の2日間、東京・渋谷の8会場（全10ステージ）を貸切り、総勢238組が熱いステージを繰り広げる「やついフェス」は、4年ぶりに100％の集客に戻し、観客動員は2日間で1万人を予定しており、同時にニコニコ生放送の生配信も行う。

　今年の目玉となる木梨の出場についてやついは「もともと僕はとんねるずのファンで、ノリさんのラジオ番組『土曜朝6時　木梨の会。』（TBSラジオ）にゲスト出演させていただいたとき、同じくゲストで出演されたヒロミさんから『やついフェス』をご紹介いただき、ノリさんに出場していただくことが決まりました」と話した。

　さらにサプライズも待っていたという。

「ノリさんのラジオに出演したあと、ノリさんとヒロミさんと一緒に所ジョージさんのお家にお邪魔したら、所さんに曲を作っていただき、後日レコ―ディングまでさせていただいたんです。『エレ片の唄』という曲なんですが、今回“やついフェス”で初披露させていただきます。今のところ出場予定はないんですが、所さんとヒロミさんも会場に来ていただけたらうれしいなって。……淡い期待を持っています」

　会見にはお笑いコンビのアイデンティティ、歌手の吉川友、7人組アイドル・Appare!からメンバー3人が登壇。

　野沢雅子のものまねで知られるアイデンティティ・田島直弥は「本番よりメイクの時間の方が（会見の時間より）長え可能性あっからな」とぼやき、記者の笑いを誘った。やついフェスの思い出について聞かれると相方の見浦彰彦が「やついさんはいつも『ありがとう』と書かれたメッセージカードを出演者にくれるんです。すごい人だなって」と紹介し、吉川も「私も毎回メッセージに感動しています」と話した。

　やついは「怪談が2日間あったり、サウナのトーク、芸人たちも歌ったり、このフェスでしか見れないものを作っています。2日目は高城れにちゃん（ももいろクローバーZ）が20代最後の日となるスペシャルなライブを予定しています。ぜひ遊びにきてください」と呼びかけた。

　2012年から始まり、今年で12回目を迎える「やついフェス」は、東京・渋谷周辺のライブハウスやクラブなどを貸し切り、音楽、お笑い、アイドル、サウナ、怪談など国内唯一のジャンルレスのラインナップを楽しめる“周遊フェス”として人気を集めている。過去3年間はコロナ禍による配信や人数制限を行い、フェスを継続し、配信視聴数は248万人を超える。